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【ChatGPT基礎ガイド】使いこなすために必要な知識を網羅解説

「話題になっているChatGPTって何?使ってみたいけれど、やり方がわからない」
「ChatGPTを活用すると、具体的にどのようないいことがあるのだろう。自業界にも関係あるだろうか?」

ChatGPTについて、このような疑問をお持ちではありませんか?

話題になっているため興味はあるけれど、実際の活用方法が今ひとつわからないという人は少なくないかもしれません。

ChatGPTは、2022年11月にアメリカのOpenAI社がリリースしたAIチャットサービスです。アメリカの医師資格試験問題を合格ラインまで解けるほどの頭脳をもつAIが、まるで人間のように質問に答えてくれるツールです。

ChatGPTは誰でも無料で利用することができ、主な使い方には以下の9つがあります。うまく活用できると、ビジネスでも大いに役立ちます。

ChatGPTの主な使い方

一方で、注意点を理解した上で利用しなければ、誤った情報を得て発信してしまうリスクがあったり、セキュリティ上の問題が発生したりするなどの懸念もあるため、ChatGPTを有効活用するためには、正しい知識や使い方を身につけることが重要なのです。

そこでこの記事では、以下について詳しく解説します。

▼ChatGPTとは
▼ChatGPTの始め方
▼ChatGPTの主な使い方
▼企業におけるChatGPTの活用例
▼ChatGPTを活用するメリットと注意点
▼ChatGPTの今後の可能性

この記事を読むことで、「ChatGPTとはどのようなもので、具体的にはどのように使うのか」がよくわかります。そして、自業界や自社のケースではどのように役立ちそうかというアイデアも湧くでしょう。

ChatGPTを含めた生成AI(さまざまなコンテンツやデータ、アイデア、情報などを新たにつくり出すことができる人工知能(AI))については、別の記事でも解説しています。
こちらも参考にしてください。

世界中で話題になっているツールを早速使いこなして、作業の効率化や業績アップを目指すための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

目次 [非表示]

1.ChatGPTとは?

まずは、ChatGPTとは何なのかということを確認しましょう。

・ChatGPTとは何か
・ChatGPTが世界中で話題になっている背景
・ChatGPTの利用方法

1-1.AIによるチャットサービス

ChatGPTとは2022年11月にアメリカのOpenAI社がリリースしたAIチャットサービスで、近年発展が目覚ましい生成AIの一つです。

生成AIは「さまざまなコンテンツをつくり出すことができる人工知能(AI)」のことで、主に以下の4種類があり、ChatGPTでは文章(テキスト)と画像の生成が可能です。

生成AIの主な種類

そのうち画像生成に関しては、2023年9月にリリースされたばかりであること、2024年2月時点では有料プランでしか利用できません。

ChatGPTは、大量のテキストデータを覚えるとともに、文章内の単語の関係性を捉えることができるように設計されています。このような学習によって文章生成のルールを見出すことで、人間のようにリアルな回答をすることが可能になっています。

例えば相槌を打ったり、一問一答で終了せずに同じテーマに関するやりとりが続いていることを認識した上での回答ができたりするなど、機械相手だという違和感が生じにくいほどです。

1-2.驚異的なスピードでユーザーを増やし機能面でも進化を続けている

ChatGPTは、その性能と可能性に注目が集まり、驚異的なスピードでユーザー数を増やしました。具体的には、2022年11月30日のリリース後、6日目でユーザー数100万人を達成したのです。

世界中の企業がChatGPTに注目しており、Microsoft社がOpenAI社に多額の投資をして検索エンジン「Bing」にChatGPTの機能を実装したり、GoogleがChatGPTの対抗馬として「Bard(バード)」をリリースしたりしています。

ChatGPTはその後も機能面での進化を続けており、2023年3月14日には使用している言語モデルをGTP-3.5からGTP-4へとバージョンアップしました。

GTP-4は、テキストだけではなく画像も処理できる「マルチモーダルモデル」です。またアメリカの統一司法試験を解かせた際にGTP-3.5よりも好成績を収める、倫理的に問題のある質問に回答しないなど、性能が向上しています。

GTP-4の機能は、2024年2月時点では有料プラン限定での利用になりますが、生成AIの中でも革新的な存在としてこれからも目が離せない状況だといえるでしょう。

1-3.日本語でも問題なく利用できる

ChatGPTはアメリカの企業が開発した生成AIですが、日本語でも問題なく利用することができます。
画面のメニューは英語表記ですが、日本語で質問を入力すると日本語で返答してくれるのです。

返答の内容に日本語的な不自然さはほとんど感じられません。日本のことわざを教えてくれるように頼んでも、正確な答えが返ってきます。

強いていえば、OpenAI社のホームページは英語で構成されているため、規約を確認したい場合などには翻訳ツールを利用するといいかもしれません。

1-4.利用プランには無料と有料の2通りがある

ChatGPTの利用プランには、無料と有料の2通りがあります。それぞれの特徴は以下の表に示します。

【ChatGPT無料・有料プランの比較】

無料(ChatGPT)

有料(ChatGPT Plus)

価格

無料

月額20ドル

言語モデル

GTP-3.5

GTP-4

画像生成

不可

生成文字数

最大2,048文字

最大4,096文字

利用可能数

1分あたり最大60リクエスト
1日4,000回まで

1分あたり最大600リクエスト
1日100,000回まで

回答速度

速い

より高度な処理をしているため無料よりも遅い

接続品質

アクセスが集中するとつながりにくいことがある

ピークタイムでも優先的にアクセスできる

プラグインの利用

不可

サポート体制

あり

より優先的に受けられる

新機能の先行利用

不可

無料プランでも十分ビジネスの戦力になりますが、画像生成機能を利用したい・より快適に使いたいという場合には有料プランへの移行を検討するとよいでしょう。

2.ChatGPTの始め方簡単ガイド

次に、ChatGPTの始め方をお伝えします。
ChatGPTにはパソコン版とスマートフォン アプリ版がありますので、それぞれの方法について解説します。

2-1.パソコンでChatGPTを始める方法

パソコンでChatGPTを始めるには、以下の手順でChatGPTのアカウントを作成します。

ChatGPTにアクセスし、「Sign up」からメールアドレスとパスワードを登録する
②送られてきたメールのURLから名前(ニックネームOK)と電話番号を登録する
③SMSで送られてくるコードを入力し、完了

上記の手順を踏めば、すぐにChatGPTの利用を始めることができます。ログイン後のページ下部にあるテキスト入力欄に質問を入力するだけで、答えを返してもらえます。

有料プランを利用する場合には、テキスト入力欄が表示されるページの左上部にある「ChatGPT3.5」から開くプルダウンメニューで「GPT‐4」を選択し、支払い情報を入力します。

2-2.スマートフォンでChatGPTを始める方法

スマートフォンでChatGPTを始めるには、アプリを利用します。

①ChatGPTアプリをダウンロードする
②アプリを起動し、「Apple ID」「Googleアカウント」「メールアドレス」のいずれかでアカウントを作成する

上記の手順を踏めば、すぐにChatGPTの利用を始めることができます。ログイン後のページ下部にあるテキスト入力欄に質問を入力するだけで、答えを返してもらえます。なお、スマホ版アプリではテキストだけではなく音声入力も可能です。

有料プランを利用する場合には、テキスト入力欄が表示されるページの上部にある「Get Plus」をタップし、支払い内容を確認して手続きします。

3.【実例で解説】ChatGPTの主な使い方9選

ChatGPTを使い始めて気になるのは、どのように活用すればよいのかということではないでしょうか。この章では、ChatGPTの主な使い方を9つご紹介します。

ChatGPTの主な使い方

そのまま使える依頼文(プロンプト)も載せていますので、ぜひ活用してください。

3-1.調べもの

【プロンプトフォーマット】

・〇〇とは?
・〇〇について教えて

※〇〇に知りたいことを入れる

ChatGPTでは、知りたいことを簡単に調べることができます。

ChatGPTに質問すると、それに対する的確な答えを返してくれるからです。ChatGPTはアメリカの医師資格試験問題を合格ラインまで解けるほどの優れた頭脳をもっており、幅広い分野の質問に答えることができます。

例えば「ChatGPTとは?」と質問すると、以下のように回答します。

“ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルです。Generative Pre-trained Transformer(GPT)というモデルファミリーの一部であり、Transformerアーキテクチャをベースにしています。ChatGPTは、大規模なテキストデータセットを使って事前に学習され、その後、テキスト生成や会話の理解などのタスクに使用できるように調整されます。

ChatGPTは、人間のような自然な会話を生成する能力を持っており、チャットボットや仮想アシスタントとして使用されることがあります。さまざまなトピックや質問に対応し、ユーザーとのインタラクションを促進するために利用されます。

また、ChatGPTはテキスト生成の能力も持っており、文章やストーリー、詩などのテキストを生成するためにも活用されます。さまざまな文体やトーンでテキストを生成できるため、コンテンツ作成やクリエイティブライティングの支援にも使用されます。

ChatGPTは、オンラインチャット、カスタマーサポート、教育、エンターテイメント、研究など、さまざまな領域で利用されています。”

ChatGPTという言葉の意味からシステム・活用方法まで丁寧に教えてくれました。

ただし注意が必要なのは、回答内容が間違っている可能性もゼロではないため確認が必要だという点です。学習データの中に存在しない事象についてはうまく回答することができませんし、GTP-3.5は2022年1月・GTP-4は2023年4月までのデータで学習しているため、それ以降の出来事は把握していないのです。

とはいえ、検索のためにいくつものWebページを参照する必要がなくなるのは画期的なことであり、ChatGPTの登場によって調べものの方法が大きく変化する可能性があるのは間違いありません。

3-2.アイデア出し

【プロンプトフォーマット】

・〇〇を考えて
・〇〇するための方法は?

※〇〇に作成したいコンテンツの概要や達成したい成果を入れる

ChatGPTとのやりとりを通じてビジネス上のアイデアを得ることも可能です。

ChatGPTに質問して得られるアイデアの例

・目標達成のための方法
・コンテンツの構成やタイトル
・イベントの企画
・アンケートの質問案
・ネーミングの候補

例えば「コンタクトセンターで使用するFAQを考えて」と依頼すると、FAQの構成例を示してくれます。

“以下は電化製品のコンタクトセンターで使用するFAQの一例です:

1. 製品のセットアップ方法: 製品を正しくセットアップする方法に関するFAQ。
2. 故障トラブルシューティング: 製品の故障が発生した場合、問題を解決するためのステップに関するFAQ。
3. 製品の使用方法: 製品を使用する方法に関するFAQ。
4. 保証とサポート: 製品の保証とサポートに関するFAQ。
5. 料金と支払い: 製品の料金と支払いに関するFAQ。
6. 配送と返品ポリシー: 製品の配送と返品ポリシーに関するFAQ。
7. セキュリティとプライバシー: 製品のセキュリティとプライバシーに関するFAQ。

これらのFAQは、顧客が最も頻繁に提起する問題に対応することによって、コールセンターエージェントの負担を減らすことができます。また、顧客が自分自身で問題を解決することができる可能性も高まります。”

FAQを作成するにあたって、どのような項目にすべきか、ということが考えやすくなるでしょう。このように、コンテンツを作成する際のたたき台としても有効活用できるのです。

3-3.文章の作成

【プロンプトフォーマット】

・〇〇を作って

※〇〇に作成したい文章の概要を入れる

ChatGPTは質問に対する回答だけでなく、キャッチコピーから小説に至るまで、多種多様な文章を作成してくれます

これらのバリエーションの豊かさは、以下のように、ビジネス上での活用の幅も広げます。

ChatGPTが作成できる多種多様な文章の例

・挨拶文や紹介文
・メール
・広告文
・レポート
・Webサイトやブログの文章

「コンタクトセンターのオペレーターを募集するための広告文を作って」と依頼すると、以下のような文章が返ってきます。

“はい、作成いたします。以下が広告文になります。

「最先端のテクノロジーを使ったコンタクトセンターを運用する企業から、オペレーターを募集しています!顧客サービスに熱心でコミュニケーション能力がある方を歓迎します。このポジションでは、電話やチャットサポートなどを通じて顧客の課題を解決することが求められます。私たちと一緒に、顧客サポートの最高水準を実現しましょう!」”

もし入れたい要素が抜けている場合には、それを続けて入力して、作り直してもらいましょう。たとえば「働きやすい職場・在宅ワーク可能という要素を入れて作り直して」と依頼すると、以下のような文章が返ってきました。

“「働きやすい環境で、顧客サービスに熱心な方を募集します!最先端のテクノロジーを使ったコンタクトセンターでのキャリアアップをお考えの方、この機会にぜひご応募ください!オペレーターとして、電話やチャットサポートなどを通じて顧客の課題を解決することが求められます。また、在宅ワークも可能なので、自宅から仕事ができます。あなたのコミュニケーションスキルと顧客サポートへの熱意で、私たちと一緒に働きやすい環境で顧客満足度を向上させましょう!」”

このように、ChatGPTをうまく活用すると、目的に合った文章を一から作成してもらえると同時に、やりとりを重ねていくことでどこまでもブラッシュアップしていくことができます

3-4.文章の要約

【プロンプトフォーマット】

・以下の文章を〇文字以内に要約して
・以下の文章の論点を箇条書きにして

※その次に要約したい文章を貼り付ける

ChatGPTは、提示された文章を要約することができます。具体的に「〇文字以内にして」「要点を箇条書きにして」などの条件付けにも対応してくれます。

例えば、会議の音声データをテキスト化して貼り付け、「論点を箇条書きにして」と依頼してみます。
すると、進行役の発言や雑談をカットして論点だけを簡潔に表示してくれるため、多少手直しするだけで簡単に議事録を作成できます。

ChatGPTを活用すると文章をスリム化する・重要な部分をピックアップするという知的作業を楽に行うことができるのです。

3-5.文章の添削・リライト

【プロンプトフォーマット】

・以下の文章を添削して
・以下の文章を〇〇に変えて

※その次に添削したい文章を貼り付ける
※〇〇にどのように変化させたいのかという条件を入れる(丁寧な言い回しに・10歳にもわかるようになど)

ChatGPTは、提示された文章を添削・リライトすることもできます

文章を入力して「添削して」と依頼すると、直した理由とともにリライトされた新しい文章を提示してくれます。もちろん日本語でも使えますが、ChatGPTの母国語は英語なので、英文の添削ではさらに頼りになります。

また、以下のように依頼することもできます。

【ChatGPTでできる文章のリライトの例】

・もとの文章の言い回しを変える
・ビジネスで使える丁寧な表現に変換する
・専門用語をかみ砕いた説明にする
・子供でもわかる言葉を使った文章にする

ChatGPTを活用することで、さまざまな用途に応じた、正しくわかりやすい文章を作成することが可能になります

3-6.文章の翻訳

【プロンプトフォーマット】

・以下の文章を〇〇語に翻訳して

※〇〇に翻訳したい言語を入れる

ChatGPTは、提示された文章を世界の言語に翻訳することができます

対応言語についての正式な発表はありませんが、ChatGPTに「翻訳できる言語の種類を教えて」と尋ねてみたところ、2024年2月現在では以下のような回答を得られました。

“私は多くの言語をサポートしており、以下の言語の翻訳を行うことができます:

英語
スペイン語
フランス語
ドイツ語
イタリア語
ポルトガル語
オランダ語
スウェーデン語
ノルウェー語
デンマーク語
フィンランド語
ロシア語
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
日本語
韓国語
アラビア語
など、さまざまな言語に対応しています。もちろん、これら以外の言語についてもサポートが可能ですが、これらは主要な言語の一部です。”

また、訳文を入力して誤訳の有無をチェックしてもらうことも可能です。
このように、ChatGPTを活用すると、
文章を簡単にグローバル化することができます

3-7.コードの生成・デバッグ

【プロンプトフォーマット】

・〇〇のコードを書いて  ※〇〇に作成したいコードを入れる

・以下のコードのバグを探して  ※その次にエラーの出るコードを貼り付ける

ChatGPTは、文章(文を連ねてまとまった思想・感情を表現したもの)だけでなく、プログラミングにおけるコードの生成やデバッグを行うこともできます

例えば「メールアドレスとパスワードを入力するログインフォームのコードを書いて」と依頼すると、以下のようにコードとその解説を回答してくれます。

“以下は、HTMLとJavaScriptを使用して、メールアドレスとパスワードを入力するログインフォームを作成する例です。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
   <title>Login Form</title>
</head>
<body>
   <form onsubmit=”return validateForm()”>
      <div>
         <label for=”email”>Email:</label>
         <input type=”email” id=”email” name=”email”>
      </div>
      <div>
         <label for=”password”>Password:</label>
         <input type=”password” id=”password” name=”password”>
      </div>
      <div>
         <input type=”submit” value=”Submit”>
      </div>
   </form>
   <script>
      function validateForm() {
         var email = document.getElementById(“email”).value;
         var password = document.getElementById(“password”).value;
         if (email === “” || password === “”) {
            alert(“Both email and password are required.”);
            return false;
         }
         return true;
      }
   </script>
</body>
</html>

このコードでは、JavaScriptの関数validateForm( )を使用して、メールアドレスとパスワードが入力されているかどうかを確認します。入力されていない場合は、アラートでエラーメッセージが表示されます。”

また、「バグを探して+エラーの出るコード」を入力すると、どこにバグがあるか・どう修正すべきかまで教えてくれます。
このようにChatGPTは、
コーディングを効率化することにも役立つのです。

3-8.表計算ソフトの関数表示

【プロンプトフォーマット】

・〇〇する関数を教えて

※〇〇に表計算ソフトでやりたいことを入れる

ChatGPTは、ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトで使用する関数を教えてくれます

例えば、「Googleスプレッドシートで最大値を表示する関数を教えて」と尋ねると、以下の回答を得られます。

“Googleスプレッドシートで最大値を表示するには、「MAX」関数を使用します。この関数は、指定された範囲内の最大値を返します。次のように使用します。

=MAX(範囲)

例えば、A1からA5に数値が入力されているとします。次のように記述すると、A1からA5の範囲内の最大値が表示されます。

=MAX(A1:A5)

このように、「MAX」関数を使用することで、簡単にGoogleスプレッドシート内の最大値を求めることができます。”

Googleスプレッドシートにこの関数を貼り付けて、該当のセル番号を上書きすれば最大値が表示されます。
このように、ChatGPTを活用すると、
関数を暗記していなくても表計算ソフトを使いこなすことができるのです。

3-9.タスクリスト・スケジュール作成

【プロンプトフォーマット】

・〇〇するためにやるべきことをピックアップして
・〇〇(期間)で〇〇するためのスケジュールを組んで

※〇〇に遂行したい内容を入れる

ChatGPTにタスクリストやスケジュールを作成してもらうことも可能です。目標やイベントを提示して依頼すると、何をすべきか・どのように進めるべきかを示してくれるのです。

「2ヶ月でコンタクトセンターを開設するためのスケジュールを組んで」と具体的な期間を指定して依頼すると、以下のようにスケジューリングしてくれます。

“以下は、2ヶ月でコンタクトセンターを開設するためのスケジュールの例です。

第1週 (第1週):
要件定義:顧客サポートニーズ、ビジネス目標、リソース配分などに関連する要件を定義します。
選定:顧客サポートシステム、電話システム、場所などの選定を行います。

第2週 (第2週):
システム設計: 選定したシステムを使用して、コンタクトセンターのインフラストラクチャーを設計します。
契約締結:選定したシステムやサービスに関連する契約を締結します。

第3週 (第3週):
人員採用:オペレーターやマネージャーなどの人員採用を開始します。
技術トレーニング:オペレーターに必要な技術トレーニングを開始します。

第4週((第4週):
システムテスト:システムテストを行い、問題点を修正します。
社内トレーニング:オペレーターに社内のポリシーや手順などをトレーニングします。

第5週 (第5週):
稼働開始:コンタクトセンターを開設し、顧客サポートを開始します。
パフォーマンス監視:顧客サポートのパフォーマンスを監視し、必要な改善点を確認します。

このスケジュールはあくまで一例であり、実際のスケジュールはビジネスニーズやリソースなどに応じて異なる場合があります。”

このように、ChatGPTを活用すると、業務を抜け漏れなく効率的に進めるためのヒントが得られるのです。

4.企業におけるChatGPT活用事例

ChatGPTの主な使い方がわかったところで、実際に企業ではどのように活用しているのかという事例をご紹介します。

ChatGPTをビジネスで活用する方法がより具体的にイメージできると思いますので、見ていきましょう。

4-1.社内データベースの検索性向上(旭鉄工株式会社)

自動車部品メーカーある旭鉄工株式会社は、ChatGPTの活用によって社内データベースの検索性を向上させました。

旭鉄工株式会社では問題解決と人材育成のスピードを上げるために、改善事例をまとめた横展アイテムリスト(ノウハウ集)を作成していました。しかし、事例が増えすぎて検索が難しく、必要なタイミングでスムーズに参照できないという問題が発生しました。

そこでChatGPTに横展アイテムリストの内容を読み込ませ、自然言語で質問するだけで最適な改善事例を回答できるようにしたのです。これによって、付随する作業の負荷を徹底的に低減し、本質である改善活動を充実させることを目指しています。

出典:旭鉄工株式会社「製造業での活用〜カイゼンノウハウは生成AIに聞け!~

4-2.資料作成やアイデア創出のサポート(株式会社大和証券グループ本社)

証券会社の株式会社大和証券グループ本社は、大和証券の全社員・全業務においてChatGPTを利用しています。

これによって、以下のような効果が期待できるとしています。

・英語などでの情報収集のサポート
・資料作成の外部委託にかかる時間・費用の低減 
・プログラミングの素案作成
・さらなる活用アイデアの創出
・顧客と接する時間や企画立案など本来業務に充てる時間の創出  

情報が外部に漏れないセキュアな環境を構築することを条件に、ChatGPTを広く活用することで新たな活用方法のアイデアを探りたい方針です。

出典:株式会社大和証券グループ本社「大和証券における全社員のChatGPT利用開始について

4-3.顧客向けコンテンツ制作の効率化(株式会社100)

HubSpotのパートナー企業である株式会社100(ハンドレッド)は、ChatGPTを用いることで顧客向けコンテンツ制作の効率化を図っています。

具体的には、公式X(旧Twitter)の運用において、スタッフが手動で行う投稿に加えてChatGPTによる情報発信も行っています。

ChatGPTを活用すると投稿やリプライの省力化・自動化が可能であり、迅速な情報発信やコミュニケーションにつながることから、顧客にとって有益だとして実証実験を始めたのです。

出典:株式会社100「OpenAI社の「Chat GPT」を活用したTwitterアカウント運用の実験開始

5.ChatGPTを業務に活用するメリット

ここまでにご紹介したような方法でChatGPTを活用すると、どのような効果が得られるのでしょうか。ChatGPTを業務に活用することには、以下のようなメリットがあります。

ChatGPTを業務に活用するメリット

5-1.作業効率が上がる

ChatGPTを活用するメリットとしてまず挙げられるのは、作業効率が上がることです。
検索やアイデア出し・文書作成などにかかる時間が短縮されるからです。

特に、以下のような仕事に携わる人は効率化との関連が深いと考えられます。

・コンテンツ制作
・プログラミング
・翻訳
・経理や会計
・弁護士などが関わる法律文書の作成
・マーケティング

例えば新キャンペーンの企画など、これまでは短縮できる余地があまりなかったクリエイティブな業務において、目覚ましい効果を得られる可能性があります。

基本的な知識や市場の動向を確認し、目標達成に必要な事項と企画概要のたたきを作成するといった一連の流れをChatGPTによってある程度代用できれば、今までの時間や人的コストを半減できる場合もあるでしょう。

このようにChatGPTは、さまざまな業界での業務を効率化する可能性が高いのです。

5-2.アイデアのバリエーションが広がる

ChatGPTを活用すると、アイデアのバリエーションが広がるというメリットも得られます。

ChatGPTとやりとりすることで、不足している視点やより効果的な方法が次々に提示されるため、自分だけでは考えつかなかったアイデアが生まれるのです。

計画や企画を煮詰めていく仕事は、従来は関係者を集めた会議を行ってブレインストーミングすることが多いでしょう。しかしChatGPTがあれば、会議の時間に縛られることなくいつでも気軽にアイデア出しを行えます。

また、これまで通り会議を行うにしても、それぞれの出席者が事前にChatGPTを使って検討した案を持ち寄れば、話し合いの成果や効率がこれまで以上に上がることが期待できます。

5-3.コンテンツ制作のコストを削減できる

ChatGPTの活用は、コンテンツ制作のコストを削減することにもつながります

ChatGPTの力を借りれば、専門的なスキルがなくても一定レベルのコンテンツを生み出すことが可能になるからです。

例えばコーディングには高度な専門知識が必要ですが、ChatGPTに依頼すれば誰でも数十秒で欲しいコードを入手することができます。

このように、従来は特定の技術者しかできなかった作業が誰にでもできるという環境が生まれ、コンテンツ制作に費やせる人材や時間が増えることになります。現状のリソースを有効活用できるようになり、コストが低減されるというわけです。

6.ChatGPTを活用する上での注意点

ChatGPTはビジネス上でも大いに役立つツールですが、正しく効果を得るためには注意しなければならない点があるため、事前に把握しておきましょう。

ChatGPTを活用する上での注意点には、以下のようなものがあります。

ChatGPTを活用する上での注意点

6-1.回答内容が間違っていることもあるため精査が不可欠

ChatGPTを活用する大前提としておさえていただきたいのは、回答内容が間違っている場合もあるため精査が不可欠ということです。

ChatGPTは優れた頭脳をもっているといえども、まだ発展途上にあるため、ありとあらゆる質問に正確に回答できるわけではありません。

そのため、ChatGPTの回答が全て真実だと鵜呑みにするのは危険です。受け取った情報の真偽をしっかりと確認し、人間が判断を行った上で活用することを強くおすすめします。

【ChatGPTの学習データはリアルタイムではない】

ChatGPTの回答内容について注意が必要な点として、学習データがリアルタイムのものではないことがあります。

GTP-3.5は2022年1月・GTP-4は2023年4月までのデータで学習しているため、それ以降の事象については答えられないのです。

例えば、毎年行われる主要7カ国首脳会議について、最近行われたのはいつか尋ねると、「私の最終更新時点では、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の最新の開催は2021年6月11日から13日にかけてイギリスのコーンウォールで行われました。」という答えが返ってきます。

適宜アップデートされていくと思われますが、この点に注意した上で活用しましょう。

6-2.倫理観に基づいて利用する姿勢が必要

ChatGPTの活用にあたっては、倫理観に基づいて利用する姿勢が求められます

人間が善悪の判断基準を持たずにChatGPTを活用した場合、以下のような悪質なコンテンツを作成することも可能であり、それによりさまざまなリスクが社会に生じる可能性があるからです。

・フィッシングメールの作成などの犯罪行為
・ChatGPTを活用した類似コンテンツの大量流出
・誤った情報や質の低い情報のまん延
・ChatGPTの使用者が課題への取り組みを放棄することによる学習機会の損失

ChatGPTの回答はあくまでもアイデアのひとつとして位置付け、最終的には自らの責任でブラッシュアップすることが欠かせないのです。

【AIが書いたテキストを判定する対策ツールも公開されている】

OpenAI社は、人間が書いたものかAIが書いたものかを判定するテキストチェックツールも公開しています。
ChatGPTの回答がそのまま使用されることによる不利益への対策が講じられているということです。この機能は今後ますます需要が高まり、性能が向上していくでしょう。

6-3.セキュリティポリシーの遵守が大切

ChatGPTを活用する上では、セキュリティポリシーの遵守も大切になります。

ChatGPTに入力した内容はサービス向上の目的でOpenAI社に渡るため、個人情報や秘匿が必要な社内情報などを入力すると、情報漏洩の危険性があるのです。

もちろんOpenAI社はプライバシーとセキュリティに十分配慮すると述べていますが、基本的には何らかの形で公開されても構わないというテキストのみを入力することが安全です

【ChatGPTにおける著作権の考え方】
ChatGPTと著作権の関係については、具体的に以下の2点をおさえておきましょう。

・他者が著作権をもつテキストを入力しないようにする必要がある
OpenAI社によるテキストの活用によって、間接的に著作権を侵害する可能性があります。

・自分の質問に対してChatGPTが回答した文章を使用することは著作権侵害にあたらない
OpenAI社の利用規約に「出力に対するすべての権利・権限および利益をお客様に譲渡します」との記載があります。

7.ChatGPTは今後コンタクトセンター(コールセンター)で活用される可能性もある

ChatGPTは、今後さまざまな業界でビジネス活用される可能性があります。例えば、コンタクトセンター(コールセンター)では以下のように役立つでしょう。

・従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性がある
・FAQなどコンテンツの作成が容易になる

これらについて、詳しく解説していきます。

7-1.従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性がある

ChatGPTの機能をコンタクトセンター(コールセンター)における顧客対応に活用できれば、従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性があります

ChatGPTの特徴である「まるで人間とやりとりするような自然な会話」と「学習の積み重ねによる成長」が、以下の問題点を解消することが期待できるからです。

・顧客の質問の意図が伝わらず、意図とは違う答えが返ってくる場合がある
・顧客の疑問を解決できず、オペレーターの対応が必要になる

このような点が解決されると、その場で顧客の不満が生じるのを防げるだけでなく、チャットで対応が完結することにより問い合わせの24時間対応も実現しやすくなり、顧客満足度の向上が見込めます。

「チャットボットはあくまで一次対応」という概念がこの先変わることもあり得るといえます。

7-2.FAQなどコンテンツの作成が容易になる

ChatGPTを活用することで、FAQなどコンテンツの作成が容易になる可能性も高いでしょう。

ChatGPTにアイデアを出してもらうことで、それをたたき台にコンテンツをすぐに作成できるため、何もないところから頭を捻るという労力や時間を削減できるからです。さらに翻訳機能を使えば、外国語のトークスクリプト作成も楽になるでしょう。

コンテンツ作成のリソースをもたない企業では、作業にあたって非常に苦労していた作業が、ChatGPTを活用することにより、自社で無理なく対応できるようになるかもしれません。

ChatGPTのサポートを上手く引き出すことができれば、コンタクトセンター(コールセンター)運営におけるクリエイティブな業務の負担が減るだけでなく、より良質なコンテンツが生まれることで顧客満足度も向上する可能性があります。

カスタマーサポートにおける生成AI活用ならトランスコスモス

カスタマーサポートで生成AIを活用したいとお考えの方は、まずトランスコスモスにご相談ください。

トランスコスモスでは、カスタマーサポートにおけるAI活用について多くの実績とナレッジを備えておりますので、お客様企業のお悩みに応じて適切にサポートいたします。

最近では、生成AI自動翻訳ツール「Translingo SMART」をリリースいたしました。「Translingo SMART」は、チャットにおいて顧客とオペレーター双方の言語を自動で翻訳できるツールです。

カスタマーサポート窓口でのチャット対応のためにバイリンガルのオペレーターを用意することなく、コミュニケーションを実現します。

Translingo SMARTロゴ

その他にも、問い合わせ内容の要約やログに応じたQ&A作成を自動化できる「Quick Support Cloud with GAI」など、ご要望に応じて活躍するソリューションをご用意し、お客様企業の業務最適化を実現します。

Quick Support Cloud with GAI 機能相関図

御社のサポートデスクにAIが必要かどうかというアセスメントから対応できますので、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。

まとめ

この記事では、ChatGPTについての基本的な知識を詳しく解説しました。以下に要点をまとめます。

ChatGPTとは、2022年11月にアメリカのOpenAI社がリリースしたAIチャットサービスで、近年発展が目覚ましい生成AIの代表格です。

ChatGPTの主な使い方には、以下の9つがあります。

● 調べもの
● アイデア出し
● 文章の作成
● 文章の要約
● 文章の添削・リライト
● 文章の翻訳
● コードの生成・デバッグ
● 表計算ソフトの関数表示
● タスクリスト・スケジュール作成

ChatGPTを活用すると、以下のようなメリットを得られます。

● 作業効率が上がる
● アイデアのバリエーションが広がる
● コンテンツ制作のコストを削減できる

一方、ChatGPTを活用する上では以下のような点に注意しましょう。

● 回答内容が間違っていることもあるため精査が不可欠
● 倫理観に基づいて利用する姿勢が必要
● セキュリティポリシーの遵守が大切

ChatGPTは日々進化しており、正しく活用できれば業務の効率化やコンテンツ作成に大いに役立つ可能性があります。まずは、話題のツールを実際に使ってみることをおすすめします。

トランスコスモスは3,000社を超えるお客様企業のオペレーションを支援してきた実績と、顧客コミュニケーションの
ノウハウを活かして、CX向上や売上拡大・コスト最適化を支援します。お気軽にお問い合わせください。
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