
「最近、話題になっているChatGPTって何?」
「今までのAIと何が違うの?」
「ChatGPTを活用すると、具体的にどのようないいことがあるのだろう。自業界にも関係あるだろうか?」
このようにChatGPTに興味があるけれど、どのようなものかよくわからないという疑問をお持ちではないでしょうか。
ChatGPTは、2022年11月にOpenAI社がリリースしたチャットボットです。アメリカの医師資格試験問題を合格ラインまで解けるほどの頭脳をもつAIが、まるで人間のように質問に答えてくれるツールです。
ChatGPTができることは日々進化しており、よく使われている使い方として以下の8つをご紹介します。これらは活用方法によって、ビジネスでも大いに活躍する可能性が高いです。
一方で、注意点を理解した上で利用しなければ、誤った情報を得て発信してしまうリスクがあったり、セキュリティ上の問題が発生したりするなどの懸念もあるため、ChatGPTを有効活用するためには、正しい知識や使い方を身につけることが重要なのです。
そこでこの記事では、以下について詳しく解説します。
▼ChatGPTとは |
この記事を読むことで、「ChatGPTとはどのようなもので、具体的にどのようなシーンで活用できるのか」がよくわかります。そして、自社のケースではどのように役立ちそうかというアイデアも湧くでしょう。
世界中で話題になっているツールを早速使いこなして、作業の効率化や業績アップを目指すための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。
目次
1.ChatGPTとは?今おさえておくべき3つの基礎知識
この章では、ChatGPTの理解に役立つ以下の内容について解説します。
・ChatGPTとは何か |
1-1.ChatGPTとはOpenAI社がリリースした最新のチャットボット
ChatGPTとは、2022年11月にOpenAI社がリリースしたチャットボットです。
OpenAI社は人工知能(AI)の研究開発に特化したアメリカの企業であり、チャットボットとはテキストで入力された質問に対して、自動プログラムが意図を解析した上で回答を表示するツールのことです。
実際にChatGPTに「ChatGPTとは何ですか?」と質問してみたところ、2023年2月現在では以下のような答えが数秒以内に返ってきます。
“ChatGPTは、OpenAIが開発した言語モデルです。このモデルは、大量のテキストデータを使って学習しているため、人間のように文章を生成することができます。具体的には、ユーザーが入力したテキストを受け取り、それに基づいて新しい文章を生成することができます。このモデルは、質問応答、文書生成、文章要約など、様々なタスクに利用することができます。” |
つまり、ユーザーとテキストのやりとりを行い、さまざまなタスクに役立つ文章の生成ができるAIツールだということが簡単にわかりますね。
1-2.従来のチャットボットとの違いは「まるで人間と会話しているような自然な文章」を生成できること
ChatGPTと従来のチャットボットと異なる点は、まるで人間と会話しているような自然な文章を作れることです。
ChatGPTは、大量のテキストデータを覚えるとともに、文章内の単語の関係性を捉えることができるように設計されています。このような学習によって文章生成のルールを見出し、人間のようにリアルな回答をするのです。
たとえば相槌を打ったり、一問一答で終了せずに同じテーマに関するやりとりが続いていることを認識した上での回答ができるなど、機械相手だという違和感が生じにくいほどです。これは、従来のチャットボットと比較すると格段に性能が向上しています。
ChatGPTはさらに、ユーザーのフィードバックを受けて更に学習を深めたり、自身の間違いを認識したりすることが可能であるため、やり取りを進めていく中でますます賢くなっていくのです。
1-3.性能の高さと可能性に注目が集まり驚異的なスピードでユーザーを増やしている
ChatGPTは、その性能と可能性に注目が集まり、驚異的なスピードでユーザー数を増やしています。具体的には、2022年11月30日のリリース後、6日目でユーザー数100万人を達成しました。
ChatGPTがこれほどまでに注目される背景には、Microsoft社の動きがあります。Microsoft社は2019年、OpenAI社に10億ドルを投資してChatGPTの開発を後押しし、リリース後には更に数十億ドルの追加投資を行うと発表しています。
これには検索エンジン「Bing」はChatGPTの機能を実装済みで、ChatGPTがIT環境において革新的な存在になり得るという期待が世界中で高まっているのです。
【Microsoft社に続いてGoogleもAIチャットボットをリリース】 2023年2月6日、GoogleもAIチャットボットの「Bard(バード)」をテストユーザー向けに公開したことを発表しました。 ChatGPTの登場によって、検索エンジンが無力化しGoogleの立ち位置が危うくなることが懸念されていたわけですが、Google側は早々に対抗馬を立ててきたのです。 これによって今後の情報検索のあり方がどう変化していくのか、さまざまな業界で注目を集めています。 |
2.【実例で解説】 ChatGPTでよく使われている8つのこと
次に、実際にChatGPTはどのように使われていることが多いのでしょうか。8つの活用例をご紹介します。
それぞれの内容について、ビジネス上でも活用できる具体例を用いながら解説していきます。
2-1.質問への的確な回答
ChatGPTに知りたいことを質問すると、それに対する的確な回答や提案をもらえます。
ChatGPTはアメリカの医師資格試験問題を合格ラインまで解けるほどの優れた頭脳をもっており、幅広い分野の質問に答えることができます。
調べ物に役立てるという単純な使い方はもちろん、以下のようにビジネス上のアイデアを得ることも可能です。
ChatGPTに質問して得られるアイデアの例 |
・目標達成のための方法 |
たとえば「コンタクトセンターで使用するFAQを考えて」と質問すると、FAQの構成例を示してくれます。
“以下は電化製品のコンタクトセンターで使用するFAQの一例です: 1.製品のセットアップ方法: 製品を正しくセットアップする方法に関するFAQ。 これらのFAQは、顧客が最も頻繁に提起する問題に対応することによって、コールセンターエージェントの負担を減らすことができます。また、顧客が自分自身で問題を解決することができる可能性も高まります。” |
FAQを作成するにあたって、どのような項目にすべきか、ということが考えやすくなるでしょう。
このように、コンテンツを作成する際のたたき台としても有効活用できるのです。
2-2.多種多様な文章の作成
ChatGPTは質問に対する回答だけでなく、キャッチコピーから小説に至るまで、多種多様な文章を作成してくれます。
これらのバリエーションの豊かさは、以下のように、ビジネス上での活用の幅も広げます。
ChatGPTが作成できる多種多様な文章の例 |
・挨拶文や紹介文 |
たとえば「コンタクトセンターのオペレーターを募集するための広告文を作って」と依頼すると、以下のような文章が返ってきます。
“はい、作成いたします。以下が広告文になります。 「最先端のテクノロジーを使ったコンタクトセンターを運用する企業から、オペレーターを募集しています!顧客サービスに熱心でコミュニケーション能力がある方を歓迎します。このポジションでは、電話やチャットサポートなどを通じて顧客の課題を解決することが求められます。私たちと一緒に、顧客サポートの最高水準を実現しましょう!」” |
もし入れたい要素が抜けている場合には、それを続けて入力して、作り直してもらいましょう。たとえば「働きやすい職場・在宅ワーク可能という要素を入れて作り直して」と依頼すると、以下のような文章が返ってきました。
“「働きやすい環境で、顧客サービスに熱心な方を募集します!最先端のテクノロジーを使ったコンタクトセンターでのキャリアアップをお考えの方、この機会にぜひご応募ください!オペレーターとして、電話やチャットサポートなどを通じて顧客の課題を解決することが求められます。また、在宅ワークも可能なので、自宅から仕事ができます。あなたのコミュニケーションスキルと顧客サポートへの熱意で、私たちと一緒に働きやすい環境で顧客満足度を向上させましょう!」” |
このように、ChatGPTを上手に活用すると、目的に合った文章を一から作成してもらえると同時に、やりとりを重ねていくことでどこまでもブラッシュアップしていくことができます。
2-3.文章の要約
ChatGPTは、提示された文章を要約することができます。
具体的に「〇文字以内にして」「要点を箇条書きにして」などの条件付けにも対応してくれます。
たとえば以下のように、会議の音声データをテキスト欄に貼り付けて「論点を箇条書きにして」と依頼してみます。
“1.マーケティング: 客単価5%、売上高10%アップしている。新しい広告の効果があると考えられていて継続する。 |
すると、進行役の発言や雑談をカットして論点だけを簡潔に表示してくれるため、多少手直しするだけで簡単に議事録を作成できます。
このように、ChatGPTを活用すると文章をスリム化する・重要な部分をピックアップするという知的作業を楽に行うことができるのです。
2-4.文章の添削・リライト
ChatGPTは、提示された文章を添削・リライトすることもできます。
文章を入力して「添削して」と依頼すると、直した理由とともにリライトされた新しい文章を提示してくれます。もちろん日本語でも使えますが、ChatGPTの母国語は英語なので、英文の添削ではさらに頼りになります。
また、以下のように依頼することもできます。
ChatGPTでできる文章のリライトの例 |
・もとの文章の言い回しを変える |
ChatGPTを活用することで、さまざまな用途に応じた、正しくわかりやすい文章を作成することが可能になります。
2-5.文章の翻訳
ChatGPTは、提示された文章を世界の言語に翻訳することができます。
「〇〇語に翻訳して+翻訳したい文章」を入力することで、文章を指定の言語に書き換えてくれるのです。
対応言語についての正式な発表はありませんが、ChatGPTに「翻訳できる言語の種類を教えて」と尋ねてみたところ、2023年2月現在では以下のような回答を得られました。
“ChatGPTは、多言語翻訳を含む言語処理タスクに特化した大規模なトレーニングモデルです。主要な言語には、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、アラビア語などがあります。” |
また、訳文を入力して誤訳の有無をチェックしてもらうことも可能です。
このように、ChatGPTを活用すると、文章を簡単にグローバル化することができます。
2-6.コードの生成・デバッグ
ChatGPTは、文章(文を連ねてまとまった思想・感情を表現したもの)だけでなく、プログラミングにおけるコードの生成やデバッグを行うこともできます。
たとえば「メールアドレスとパスワードを入力するログインフォームのコードを書いて」と依頼すると、以下のようにコードとその解説を回答してくれます。
“以下は、HTMLとJavaScriptを使用して、メールアドレスとパスワードを入力するログインフォームを作成する例です。 <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>Login Form</title> </head> <body> <form onsubmit=”return validateForm()”> <div> <label for=”email”>Email:</label> <input type=”email” id=”email” name=”email”> </div> <div> <label for=”password”>Password:</label> <input type=”password” id=”password” name=”password”> </div> <div> <input type=”submit” value=”Submit”> </div> </form> <script> function validateForm() { var email = document.getElementById(“email”).value; var password = document.getElementById(“password”).value; if (email === “” || password === “”) { alert(“Both email and password are required.”); return false; } return true; } </script> </body> </html> |
このコードでは、JavaScriptの関数validateForm( )を使用して、メールアドレスとパスワードが入力されているかどうかを確認します。入力されていない場合は、アラートでエラーメッセージが表示されます。”
また、「バグを探して+エラーの出るコード」を入力すると、どこにバグがあるか・どう修正すべきかまで教えてくれます。
このようにChatGPTは、コーディングを効率化することにも役立つのです。
2-7.表計算ソフトの関数表示
ChatGPTは、ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトで使用する関数を教えてくれます。
たとえば「Googleスプレッドシートで最大値を表示する関数を教えて」と尋ねると、以下の回答を得られます。
“Googleスプレッドシートで最大値を表示するには、「MAX」関数を使用します。この関数は、指定された範囲内の最大値を返します。次のように使用します。 =MAX(範囲) 例えば、A1からA5に数値が入力されているとします。次のように記述すると、A1からA5の範囲内の最大値が表示されます。 =MAX(A1:A5) このように、「MAX」関数を使用することで、簡単にGoogleスプレッドシート内の最大値を求めることができます。” |
Googleスプレッドシートにこの関数を貼り付けて、該当のセル番号を上書きすれば最大値が表示されます。
このように、ChatGPTを活用すると関数を暗記していなくても、表計算ソフトを使いこなすことができるのです。
2-8.タスクリスト・スケジュール作成
ChatGPTにタスクリストやスケジュールを作成してもらうことも可能です。目標やイベントを提示して依頼すると、何をすべきか・どのように進めるべきかを示してくれるのです。
たとえば「2ヶ月でコンタクトセンターを開設するためのスケジュールを組んで」と具体的な期間を指定して依頼すると、以下のようにスケジューリングしてくれます。
“以下は、2ヶ月でコンタクトセンターを開設するためのスケジュールの例です。 第1週 (第1週): 第2週 (第2週): 第3週 (第3週): 第4週((第4週): 第5週 (第5週): このスケジュールはあくまで一例であり、実際のスケジュールはビジネスニーズやリソースなどに応じて異なる場合があります。” |
このように、ChatGPTを活用すると状況に合った現在の業務を、抜け漏れなく効率的に進めるためのヒントを得られるのです。
3.ChatGPTを業務に活用するメリット
ここまでにご紹介した方法で ChatGPTを活用すると、以下のようなメリットを得られます。
3-1.知りたいことを検索する手間が省ける
ChatGPTを活用する1つめのメリットは、知りたいことを検索する手間が省けるという点です。
これまでは検索といえば、ちょうど今このページをご覧いただいているように、Googleなどの検索エンジンに知りたいことに関連するキーワードを入力し、表示されたページを閲覧してその中から答えを探すというやり方が一般的でした。
しかしChatGPTに質問すれば、知りたいことに対する的確な回答がダイレクトに得られるのです。また、回答中にわからないことがあれば、前の文脈を維持したまま追加で質問できるため、別タブを開いて別のページを確認することもありません。
そのため、検索結果の中から答えを探し出すという手順を踏む手間が省けるのです。
ただし、ChatGPTの回答に誤りがある場合もあるため、確実な情報を得たい場合には精査が必要です。この点については「4.ChatGPTを活用する上での注意点」で詳しく解説します。
3-2.アイデア出しの効率が上がる
ChatGPTを活用する2つめのメリットは、アイデア出しの効率が上がることです。
たとえば、計画や企画を煮詰めていく仕事は、従来は関係者を集めた会議を行ってブレインストーミングすることが多いでしょう。
ChatGPTを活用すると、不足している視点やより効果的な方法が次々に提示されるため、一人でもアイデアのバリエーションを広げることができるのです。この方法なら、会議の時間に縛られることなく、いつでも気軽に行えます。
また、これまで通り会議を行うにしても、それぞれの出席者が事前にChatGPTを使って検討した案を持ち寄れば、話し合いの成果や効率がこれまで以上に上がることが期待できるでしょう。
3-3.作業時間が短縮する
ChatGPTを活用する3つめのメリットは、作業時間が短縮することです。
ChatGPTにこれまで手作業で行っていた市場調査や分析の初期段階を依頼することで、業種によっては作業時間を大幅に削減できるでしょう。
特に、以下のような仕事に携わる人は効率化との関連が深いと考えられます。
・コンテンツ制作 |
たとえば新キャンペーンの企画など、これまでは短縮できる余地があまりなかったクリエイティブな業務において、目覚ましい効果を得られる可能性があります。
基本的な知識や市場の動向を確認し、目標達成に必要な事項と企画概要のたたきを作成するといった一連の流れをChatGPTによってある程度代用できれば、今までの時間や人的コストを半減できる場合もあるでしょう。
このようにChatGPTは、さまざまな業界での業務の効率化という点で特に大きなメリットがあるのです。
4.ChatGPTを活用する上での注意点
ChatGPTはビジネス上でも大いに役立つツールですが、正しく効果を得るためには注意しなければならない点があるため、事前に把握しておきましょう。
ChatGPTを活用する上での注意点には、以下のようなものがあります。
4-1.回答内容が間違っていることもあるため精査が不可欠
ChatGPTを活用する大前提としておさえていただきたいのは、回答内容が間違っている場合もあるため精査が不可欠ということです。
ChatGPTは優れた頭脳をもっているといえども、まだ発展途上にあるため、ありとあらゆる質問に正確に回答できるわけではありません。
そのため、ChatGPTの回答が全て真実だと鵜呑みにするのは危険です。受け取った情報の真偽をしっかりと確認し、人間が判断を行った上で活用することを強くおすすめします。
【ChatGPTの学習データは2021年が最新】 ChatGPTの回答内容について注意が必要な点として、2021年までのデータで学習しているため2022年以降の事象については答えられないということもあります。 たとえば、2022年10月にOpenAI社設立者のひとりであるイーロン・マスク氏がTwitterを買収しましたが、Twitterを買収した人は誰かと尋ねてみると「2022年2月現在、Twitterは買収されていません」という回答が返ってくるのです。 今後はアップデートされていくと思われますが、この点を注意した上で活用しましょう。 |
4-2.倫理観に基づいて利用する姿勢が必要
ChatGPTの活用にあたっては、倫理観に基づいて利用する姿勢が求められます。
人間が善悪の判断基準を持たずにChatGPTを活用した場合、以下のような悪質なコンテンツを作成することも可能であり、それによりさまざまなリスクが社会に生じる可能性があるからです。
・フィッシングメールの作成などの犯罪行為 |
ChatGPTの回答はあくまでもアイデアのひとつとして位置付け、最終的には自らの責任でブラッシュアップすることが欠かせないのです。
【AIが書いたテキストを判定する対策ツールも公開されている】 OpenAI社は、人間が書いたものかAIが書いたものかを判定するテキストチェックツールも公開しています。 ChatGPTの回答がそのまま使用されることによる不利益への対策が講じられているということです。この機能は今後ますます需要が高まり、性能が向上していくでしょう。 |
4-3.セキュリティポリシーの遵守が大切
ChatGPTを活用する上では、セキュリティポリシーの遵守も大切になります。
ChatGPTに入力した内容はサービス向上の目的でOpenAI社に渡るため、個人情報や秘匿が必要な社内情報などを入力すると、情報漏洩の危険性があるのです。
もちろんOpenAI社はプライバシーとセキュリティに十分配慮すると述べていますが、基本的には何らかの形で公開されても構わないというテキストのみを入力することが安全です。
【ChatGPTにおける著作権の考え方】 ChatGPTと著作権の関係については、具体的に以下の2点をおさえておきましょう。 ・他者が著作権をもつテキストを入力しないようにする必要がある ・自分の質問に対してChatGPTが回答した文章を使用することは著作権侵害にあたらない |
5.ChatGPTの始め方の簡単ガイド
ChatGPTの活用方法やメリットを実感するためには、実際に使ってみるのが一番です。ChatGPTは始め方・使い方共にとても簡単で、以下のように行います。
①アカウントを作成する |
5-1.ChatGPTのアカウントを作成する
まずは、以下の手順でChatGPTのアカウントを作成します。
①ChatGPTにアクセスし、「Sign up」からメールアドレスとパスワードを登録する |
上記の手順を踏めば、すぐにChatGPTの利用を始めることができます。
5-2.ログイン後のページにあるテキスト入力欄に質問を入力する
使い方は、ログイン後のページ下部にあるテキスト入力欄に質問を入力するだけです。ページは英語で表示されますが、日本語で入力するとそのまま日本語で返答してくれます。
6.ChatGPTは今後コンタクトセンターで活用される可能性もある
ChatGPTは、今後さまざまな業界でビジネス活用される可能性があります。たとえば、コンタクトセンター(コールセンター)では以下のように役立つでしょう。
・従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性がある |
これらについて、詳しく解説していきます。
6-1.従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性がある
ChatGPTの機能をコンタクトセンター(コールセンター)における顧客対応に活用できれば、従来のチャットボットで生じていた顧客の不満を解消できる可能性があります。
ChatGPTの特徴である「まるで人間とやりとりするような自然な会話」と「学習の積み重ねによる成長」が、以下の問題点を解消することが期待できるからです。
・顧客の質問の意図が伝わらず、意図とは違う答えが返ってくる場合がある |
このような点が解決されると、その場で顧客の不満が生じるのを防げるだけでなく、チャットで対応が完結することにより問い合わせの24時間対応も実現しやすくなり、顧客満足度の向上が見込めます。
「チャットボットはあくまで一次対応」という概念がこの先変わることもあり得ると言えます。
6-2.FAQなどコンテンツの作成が容易になる
ChatGPTを活用することで、FAQなどコンテンツの作成が容易になるという可能性も高いでしょう。
ChatGPTにアイデアを出してもらうことで、それをたたき台にコンテンツをすぐに作成できるため、何もないところから頭を捻るという労力や時間を削減できるからです。さらに翻訳機能を使えば、外国語のトークスクリプト作成も楽になるでしょう。
コンテンツ作成のリソースをもたない企業では、作業にあたって非常に苦労していた作業が、ChatGPTを活用することにより、自社で無理なく対応できるようになるかもしれません。
ChatGPTのサポートを上手く引き出すことができれば、コンタクトセンター運営におけるクリエイティブな業務の負担が減るだけでなく、より良質なコンテンツが生まれることで顧客満足度も向上する可能性があります。
まとめ
この記事では、ChatGPTについての基本的な知識を詳しく解説しました。以下に要点をまとめます。
ChatGPTとは?
● 2022年11月にOpenAI社がリリースしたチャットボット |
ChatGPTは、現在以下のような使われ方をしています。
● 質問への的確な回答 |
ChatGPTを活用すると、以下のようなメリットを得られます。
● 知りたいことを検索する手間が省ける |
一方、ChatGPTを活用する上では以下のような点に注意しましょう。
● 回答内容が間違っていることもあるため精査が不可欠 |
ChatGPTは日々進化しており、正しく活用できれば業務の効率化やコンテンツ作成に大いに役立つ可能性があります。まずは、話題のツールを実際に使ってみることをおすすめします。