216.73.216.102

PBXとは?初心者向けに仕組み・種類・選び方をわかりやすく解説!

PBXとは
この記事で学べること
PBX(構内電話交換機)は、外線からの着信を内線に転送し、内線同士の通話を実現する装置です。主に、企業のオフィスやコンタクトセンターに設置されています。

 

  • PBXの基本・できること|PBXを導入することで、代表番号での発着信、内線同士の通話、スマートフォンへの転送、発着信制御などが可能になる。これにより、業務効率化とコスト削減が見込まれる。
  •  PBXの種類|PBXには「レガシーPBX」、「IP-PBX」、「クラウドPBX」という3つの主要な種類が存在する。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自社のニーズに最適なPBXを選択できる。
  •  PBXの種類と選び方|業務状況、コスト、安定性と安全性を考慮することが重要。特に、多拠点を持つ企業やテレワークを推進する企業には、コスト効率の高いクラウドPBXが推奨される。

「業者にPBXの導入を勧められたけど、PBXって何だろう?」
「ビジネスフォンとPBXの違いがわからない」

こうした疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

PBX(構内電話交換機)は、外線からの着信を内線に転送したり、内線同士をつなぐ装置です。主に、企業のオフィスやコンタクトセンターに設置されています。

pbxの概要

PBXに複数の内線電話機を接続することで、以下の機能が実現できます。

・代表電話番号での発着信
・外線からの着信を特定の内線電話機に転送

多くの企業がPBXを導入していますが、「専門的な解説が多くてわかりづらい」と感じる方もいるようです。

この記事では、オフィスの電話に欠かせないPBXについて、初心者でも理解しやすいように解説します。
「PBXとは何か知りたい」「自社に導入すべきか判断したい」 という方に最適な内容です。

この記事を最後までお読みいただければ、PBXの基礎知識や導入の選び方まで理解できるようなります。これにより、あなたにとって最適なオフィス環境の実現に役立つでしょう。それでは、PBXの解説を始めましょう。

1.PBXとは?外線からの着信を内線に転送する装置

この章では、PBXの基礎知識についてご紹介します。
PBX(Private Branch eXchange)とは、外線からの着信を内線に転送したり、内線同士をつなげる装置のことです。

PBXの機能イメージ

主にオフィスやコンタクトセンター(コールセンター)に設置され、複数の電話機を効率よく利用する目的で導入されます。

PBXに内線電話を接続することで、以下のような機能が実現します。

・外線からの着信を特定の内線電話に転送
・内線から内線への通話をつなげる

具体例:本社と支社にPBXを設置する場合
以下のように、外線と内線、スマートフォンが接続されるシナリオを考えてみましょう。

【外線から代表番号に着信があった場合】

外線から代表番号に着信があった場合のPBXの動作イメージ

代表番号に着信があった場合、PBXは内線電話Bに転送するよう設定しておく。
外線から代表電話に着信が入り、PBXが内線電話Bへ転送する。
内線電話Bで通話・応対し、リモートワーク中のAさんへ電話をつなぐ必要があることが分かる。
PBXが内線電話BからAさんのスマートフォンへ転送。

【本社の内線電話同士で発着信を行う場合】

本社の内線電話同士で発着信を行う場合のPBXの動作イメージ

本社の営業部の内線電話Aが、内線電話Bに発信。本社のPBXが内線電話Aを内線電話Bへつなぐ。
内線電話Bで着信を受け、通話開始。

【本社の内線電話から支社の内線電話へ発着信を行う場合】

本社の内線電話から支社の内線電話へ発着信を行う場合のPBXの動作イメージ

本社の営業部の内線電話Aが、支社の技術部の内線電話Dに発信。本社のPBXが支社のPBXに接続。
支社のPBXが着信を受け取り、内線電話Dに接続。
内線電話Dで着信を受け、通話開始。

このように、電話回線をPBXで一つにまとめることで、外線や内線を効率よく活用できるのです。

2.PBXを導入するとできること

これまでの説明で、PBXの特徴やビジネスフォンとの違いが理解できたと思います。この章では、PBXを導入すると具体的にできることについて解説します。PBXの導入により可能になる代表的な機能は次の4つです。

【PBXを導入するとできること】

代表者番号の発着信
内線同士の通話
スマートフォンへの転送
発着信制御

2-1.代表番号の発着信

PBXによる代表番号への発着信のイメージ

最初の機能は「代表番号の発着信」です。これは、同じ番号で複数の電話機に同時着信・発信できる機能です。PBXを導入すると、代表番号にかかってきた電話はあらかじめ設定したルールに従って、オフィスの内線電話機へ着信させることができます。

例えば、「特定の期間は総務部の電話に転送する」、「繁忙期は全ての電話で受ける」といった設定が可能です。これにより、テレワークや外出先からでも「代表電話」として電話をかけることができます。

2-2.内線同士の通話

PBXによる内線同士での通話のイメージ

次の機能は「内線同士の通話」です。PBXを利用すれば、内線での通話に対して通話料は発生しません。異なる拠点に電話番号が異なる場合でも、PBXで接続すれば内線化が実現します。これにより、電話料金が安くなり、通話状況の管理も簡単になります。

2-3.スマートフォンへの転送

PBXによってスマートフォンへ転送するイメージ

3つ目の機能は「スマートフォンへの転送」です。最近のPBXは、社員のスマートフォンを「内線」として設定できる機能を持っています。

例えば、顧客から営業担当宛てに電話がかかってきた場合、その着信を営業担当のスマートフォンへ転送することが可能です。これにより、顧客を待たせることなく、迅速に担当につなぐことができます。

2-4.発着信制御

PBXによって発着信を制御するイメージ

最後の機能は「発着信制御」です。PBXでは、どの内線電話機にどの外線を着信させるか、あるいはどの番号で発信させるかを設定できます。

例えば、「営業部の電話を一時的に企画部の番号で発着信させる」、「カスタマーケア部に顧客相談窓口の番号を発着信させる」といった割り振りが可能です。これにより、デスクの移動やレイアウト変更時の電話工事が不要になり、配置換えを簡単に行うことができます。

3.複数拠点、社内・社外にまたがる電話管理・対応をしている企業はPBXの導入がおすすめ

ここまでPBXの基礎知識や機能についてお伝えしましたが、結論として、複数拠点や社内・社外にまたがる電話管理や対応を行っている企業にはPBXの導入をおすすめします。その理由は以下の3つです。

【PBXの導入がおすすめな理由】

複雑な電話環境を一括管理できる
業務効率化を促進
全体的なコスト削減につながる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1.複雑な電話環境を一括管理できる

企業が成長するにつれて、電話環境は複雑化しますが、PBXを導入することで簡単に一括管理できます。

ビジネスフォンで多くの電話回線を使用している場合、無駄な通話や回線を見逃しやすく、管理が難しくなります。特に、テレワークや外回りの営業が増える中で、社外にいる人の電話管理は複雑化します。

PBXなら、すべての電話をパソコン上で一括管理でき、同じ施設内だけでなく、スマートフォンや遠方の支店の電話も簡単に管理できます。これにより、管理業務がシンプルになります。

3-2.業務効率化を促進

PBXは通話関連の業務を効率化します。例えば、複数の外線電話番号に対して1台の電話機で対応できるため、電話機を設置する場所や人を選びません。

また、PBXを利用すればスマートフォンを会社の電話としても使用できるため、無駄な「電話当番」を置いたり、「電話のために出社する」といった業務が減ります。

すべての電話の使用状況を一括管理できるため、通話関連の業務が大幅に効率化されます。

3-3.全体的なコスト削減につながる

PBXは、全体のコスト削減に貢献します。PBXを導入すると、通話状況をパソコンで一括管理できるため、不要な回線や無駄な通話を発見しやすくなります。さらに、複数の拠点を内線化することで、会社全体の電話料金が安くなります。

また、個人のスマートフォンやパソコンを会社の電話として利用すれば、電話機器本体の購入が不要になり、全体的なコスト削減にもつながります。このように、PBXは電話業務の管理を容易にし、業務効率化やコストダウンに寄与します。

PBXのデメリット
PBXのデメリットとして、「導入に費用がかかる」点が挙げられます。PBXを施設内に設置する場合、導入に数百万のコストがかかるため、拠点が一つの場合や電話をあまり使用しない企業にはメリットが薄いかもしれません。

しかし、最近では導入費用がほとんどかからないクラウド型PBXも登場しています。毎月のランニングコストはかかりますが、設置型よりも手軽に導入できます。クラウドPBXについては、こちらの記事も参考にしてください。

オフィスにPBXを導入すべきか検討中の方にとって、混同しやすいのが「ビジネスフォン」です。PBXとビジネスフォンの違いを以下の表で整理しましたので、違いを理解しておきましょう。

PBX

ビジネスフォン

特徴

複数の回線を複数の電話端末で制御可能

一つの回線を複数の電話端末で利用可能

電話機数

数千台まで可能

100台まで

接続可能な範囲

1施設以上〜複数の拠点で接続可能(本社・支社・工場・店舗など)

1施設内のみ

利用できる
通話機器

電話機、FAX、パソコン、スマートフォン

電話機、FAX

おすすめする
企業

多拠点で多くの電話回線がある企業、内線で接続したい企業、スマホやパソコンを会社の電話として利用したい企業

あまり電話を使用しない企業

4.PBXの3つの種類

ここまでの内容を踏まえ、PBXを導入することを決定した際には、どのタイプのPBXが自社に適しているかを把握することが重要です。PBXは進化を遂げており、現在では「レガシーPBX」「IP-PBX」「クラウドPBX」の3種類があります。

【PBXの種類】

レガシーPBX

IP-PBX

クラウドPBX

設置タイプ

オンプレミス(施設内にPBXを設置)

オンプレミス(施設内にPBXを設置)

クラウド(PBX設置の必要なし)

内線通話

1拠点

多拠点間

多拠点間

機器のメンテナンス

△ 必要

△ 必要

〇 不要

導入スピード

△ 遅い

△ 遅い

〇 早い

音声の品質

◯ 良い

◯ 良い

△ネット環境に依存

それぞれのPBXの特徴を詳しく見ていきましょう。

4-1.レガシーPBX

レガシーPBXのイメージ

「レガシーPBX」は、最も古いタイプのPBXで、物理的な機器をオフィスに設置するため、オンプレミス型とも呼ばれます。

【レガシーPBXの特徴】

設置タイプ

オンプレミス型(施設内にPBXを設置)

使用可能な通話機器

電話機、FAX

使用範囲

1施設内のみ

メリット

停電時でも電話が使用できる
ネット環境に左右されず、音質が安定している
情報のセキュリティレベルが高い

デメリット

コストが高い
移転や設定に工事が必要
離れた拠点では内線が使えない

おすすめする企業

インターネット回線を使用せず、PBXを導入したい企業

【レガシーPBXはこのような企業におすすめ】

・インターネット回線を利用せずにPBXを導入したい

4-2.IP-PBX

IP-PBXのイメージ

次に「IP-PBX」は、レガシーPBXが進化したもので、電話線でなくインターネット回線(LANケーブル)を使用して電話機を接続します。

【IP-PBXの特徴】

設置タイプ

オンプレミス型(施設内にPBXを設置)

使用可能な通話機器

電話機、FAX、パソコン、スマートフォン

使用範囲

多拠点

メリット

複数拠点やスマートフォンを内線化できる
パソコンやスマートフォンを会社の電話機として使用できる
全ての通話の管理が簡単で、経費削減にもつながる

デメリット

コストが高い
セキュリティ対策が必要

おすすめする企業

複数拠点での運用を希望する企業
内線電話機を購入せず、スマホを活用したい企業

【IP-PBXはこのような企業におすすめ】

・複数拠点を内線化したい
・スマートフォンやパソコンを会社の電話として使用したい
・テレワーク向けの環境

4-3.クラウドPBX

クラウドPBXのイメージ

「クラウドPBX」は最も新しいタイプのPBXで、物理的な機器が不要です。クラウド事業者がインターネット上で提供するPBXサービスを利用します。

【クラウドPBXの特徴】

設置タイプ

クラウド型(PBX設置の必要なし)

使用可能な通話機器

電話機、FAX、パソコン、スマートフォン

使用範囲

多拠点

メリット

多拠点で内線が利用できる
パソコンやスマートフォンを会社の電話として利用できる
導入費用が安い

デメリット

通話がネット環境に左右される
インターネットにつながっているため、セキュリティ対策が必要

おすすめする企業

複数拠点を内線化したい企業
テレワーク向けの環境を整えたい企業
小規模オフィスにコストをかけず導入したい企業

【クラウド-PBXはこのような企業におすすめ】

・複数拠点を内線化したい
・スマートフォンやパソコンを会社の電話として使用したい
・テレワーク向けの環境を整えたい
・小規模オフィスにコストを掛けずに導入したい

クラウドPBXの詳細については、以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

5.自社に合うPBXを選ぶポイント

PBXの3つの種類について解説してきましたが、どのPBXが自社に適しているかは企業の状況によって異なります。この章では、自社に合ったPBXを選ぶための3つのポイントをご紹介します。

5-1.業務状況

【業務別対応可能一覧】

レガシーPBX

IP-PBX

クラウドPBX

多拠点に対応

テレワークに対応

最初のポイントは「業務状況」です。内線電話を業務でどのように利用するかによって、最適なPBXを見極める必要があります。特に重要な判断基準は「多拠点での通話が多いかどうか」と「テレワークに対応する必要があるかどうか」です。

例えば、支店や工場、店舗など、同じ会社間での通話が頻繁にある企業や、テレワークを推進している企業は、社内の電話機にしか対応できないレガシーPBXよりも、IP-PBXやクラウドPBXを選択する必要があります。

複数拠点間での通話が多い場合は、IP-PBXまたはクラウドPBXを選びましょう。

5-2.コスト

レガシーPBX

IP-PBX

クラウドPBX

初期費用

✕ 高い

✕ 高い

◯ 安い

ランニングコスト

トータルのコスト

次のポイントは「コスト」です。コストに対する考え方は企業によって異なります。

「初期費用や機器の買い替えコストがかかっても良いので、月々のランニングコストを抑えたい」という場合は、レガシーPBXやIP-PBXが適しています。逆に「初期費用を抑えたい」という場合は、クラウドPBXが最適です。

「トータルのコストが最も安いPBXを選びたい」という場合も、クラウドPBXをおすすめします。

ただし、毎月のランニングコストが発生します。実際のコストは導入する規模、PBX機器の機種、買い替えやメンテナンス費用、選択するサービスプランによって異なります。自社の状況に合わせて、複数の専門企業から見積もりを取り、正確なコストを把握してから判断しましょう。

5-3.安定性と安全性

レガシーPBX

IP-PBX

クラウドPBX

停電・災害時の通話

通話の音質

情報の安全性

最後のポイントは「安定性と安全性」です。停電時や災害時にネットワーク接続が途切れた場合でも安定してつながることを重視するなら、電話回線で接続するレガシーPBXが適しています。

一方、IP-PBXやクラウドPBXはネット環境に依存するため、音質やサービス提供の安定性においては、レガシーPBXと比較して不安定な面があります。

安定性や安全性が最優先される用途であれば、IP-PBXやクラウドPBXは避けた方が良いでしょう。

6.クラウドPBXをご検討なら一度ご相談ください

トランスコスモスでは、コンタクトセンター(コールセンター)向けに『Amazon Connect(アマゾンコネクト)』​​や『Genesys Cloud CX(ジェネシスクラウドCX)』を活用したクラウドPBXの提供を行っています。

6-1.トランスコスモスのAmazon Connect(アマゾンコネクト)サービス

Amazon Connectは、世界中のAmazonのコンタクトセンターで使用されている技術を基にしたシステムです。このクラウドソリューションは連携がしやすく、以下のようなメリットがあります。

【Amazon Connectを導入するメリット】

ランニングコストが安い
コンタクトセンターの立ち上げが簡単
最新機能が簡単に追加可能

メリット①ランニングコストが安い

Amazon Connectは完全な従量制料金サービスで、ランニングコストが低いことが大きなメリットです。最低料金や長期契約、ライセンス料金は不要で、電話番号使用量と通話料金のみに基づいて利用できます。

メリット②コンタクトセンターの立ち上げが簡単

Amazon Connectを使用したコンタクトセンターの立ち上げは、パソコンやモバイルで数回のクリックで簡単に行えます。

シンプルな通話設定なら、数分から30分程度で顧客のサポートを開始可能です。従来必要だった電話回線や通話機器の設備や工事は不要で、すべてクラウド上で完了します。

【従来のコンタクトセンターの立ち上げに必要なもの】

電話回線工事
専用電話機器の整備
通話録音機器の設置
各種ツールやシステムの導入・設定(IVR、自動応答・CTI-インテグレーション・ダッシュボードなど)これらの設定が完了するまで、通常数週間から1ヶ月程度かかることがあります。

メリット③最新機能が簡単に追加可能

Amazon Connectでは、直感的な操作で最新機能を随時追加できます。

標準装備のリアルタイム分析や履歴分析機能に加え、顧客の問い合わせフローや自動音声応答機能も簡単にカスタマイズ可能です。AI機能を組み込んで、通話の書き起こしや感情分析、翻訳、チャットボットなど、最新のサービスツールと連携させることも可能です。

プログラミング知識がなくても簡単に設計できるため、先進的なコンタクトセンターを構築できます。

Amazon Connectで利用可能な機能

詳しくは以下のリンクからご確認ください。

6-2.トランスコスモスのGenesys Cloud CX(ジェネシスクラウドCX)サービス

Genesysが提供するクラウドPBXで、オンプレミスからクラウド提供モデルを確立し、国内外のシェアを伸ばしています。以下のようなメリットがあります。

【Genesys Cloud CXを導入するメリット】

マルチチャネルプラットフォーム
柔軟な料金体系
オペレーションに必要な機能が充実

メリット①マルチチャネルプラットフォーム

Genesys Cloud CXは、顧客とのコミュニケーションをマルチチャネルで対応できるシステムです。

Genesys Cloud CXのシステムイメージ

電話(ボイス)対応に加え、Webチャットやメール、SMS、LINE、Twitter、InstagramなどのSNS、チャットボットも利用できるため、オペレーターは1つのシステムで多様なインタラクションを処理できます。

メリット②柔軟な料金体系

Genesys Cloud CXはライセンス料金制で、必要な機能に応じて料金を設定できます。音声チャネル機能に加え、デジタルチャネル機能やEX向上のWFM機能など、企業のニーズに合わせた料金プランを選択可能です。

メリット③オペレーションに必要な機能が充実

Genesys Cloud CXは、マルチチャネル対応だけでなく、オペレーションに必要な機能も充実しています。

着信時にカスタマイズしたスクリプトを表示させることで、応対効率が向上し、ヒアリング漏れを防止できます。また、オペレーターのパフォーマンス管理やステータス管理もカスタマイズ可能で、管理者が効率よくコンタクトセンターを運営できる仕組みが整っています。

トランスコスモスでは、長年のシステム運営ノウハウを生かし、顧客満足度の高いコンタクトセンター構築に向けて、クラウドPBXを利用した運用サービスを提供しています。

クラウド型コンタクトセンターの構築をご希望の場合は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

PBX(構内電話交換機)とは、オフィス内の内線電話機をネットワークで接続し、内線通話や外線の発着信を制御する装置です。PBXを導入することで、外線を効果的に活用し、コストを削減することが可能になります。

PBXと類似のシステムとして「ビジネスフォン」がありますが、ビジネスフォンはPBXの機能を簡略化したもので、接続できる内線電話機の数に制限があります。

以前は小規模オフィスにはビジネスフォンが適していましたが、最近では個人事業主や中小企業でも導入しやすい「クラウドPBX」が登場したことで、状況が変わっています。

自社に合ったPBXを選ぶためのポイントとしては、以下の3つが挙げられます。

業務状況: 内線通話や多拠点間の通話が頻繁にあるかどうか。
コスト: 初期費用やランニングコストをどのように考えるか。
安定性: 停電時やネットワークの不具合に対する耐性。

それぞれの企業の状況に応じて、最適なPBXを選ぶことが重要です。

現在注目を集めている「クラウドPBX」については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

トランスコスモスは3,000社を超えるお客様企業のオペレーションを支援してきた実績と、顧客コミュニケーションの
ノウハウを活かして、CX向上や売上拡大・コスト最適化を支援します。お気軽にお問い合わせください。
トランスコスモスは3,000社を超えるお客様企業のオペレーションを支援してきた実績と、顧客コミュニケーションのノウハウを活かして、CX向上や売上拡大・コスト最適化を支援します。お気軽にお問い合わせください。