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メタバースの社内活用方法とは?3つの事例と活用ポイント解説

「メタバースにはどんな社内活用方法が具体的にあるのか?」
「メタバースを使ったコミュニケーションに興味がある。社外だけでなく、社内でも上手く活用できるなら導入してみたい」

このようにお考えではないですか?

メタバースは、社内コミュニケーションの活性化などの目的で、既に多くの企業から注目を集めています。社員は自分のアバターを作成して、空間内で社員同士のコミュニケーションを取るなどして業務に活かすことができます。

具体的に、メタバースを社内に導入すると以下のようなことが可能となります。

メタバースの社内活用方法

メタバースを社内活用することで、社内のコミュニケーションが円滑になるだけでなく、大規模な社内イベント開催など新たな機会を創ることができるのです。

ただし、メタバースはまだまだ発展途上の部分もあります。活用しやすい環境を検討しないまま導入してしまうと、導入したとしても、あまり活用されず無駄になってしまう可能性があります。

そこでこの記事では、メタバースの社内活用についての実際の事例や注意点も含めて、以下の内容を詳しく解説します。

この記事のポイント

・メタバースの社内活用方法とは
・メタバースの社内活用の具体的な事例
・メタバースを企業が社内活用すべき理由
・メタバースを社内活用する際の注意点
・メタバースの社内活用がおすすめな企業

この記事をお読みいただくことで、メタバースの社内活用についての基礎情報は網羅できると思います。
ぜひこの記事を参考に、メタバースの社内活用を検討してみてください。

1.メタバースの社内活用方法は主に3つ

この章では、メタバースの社内活用方法について、以下の3つを詳しく解説します。

・オフィスのバーチャル化
・社内イベントの開催
・バーチャル研修

1-1.オフィスのバーチャル化

メタバースの社内活用で最もベーシックな方法は、オフィスのバーチャル化です。

メタバース空間を活用して仮想のオフィススペースを設計し、その中に社員のアバターを置いてバーチャルオフィスとして機能させるという方法が一般的です。

このバーチャルオフィスのよくある活用の例としては、「バーチャル会議」が挙げられます。メタバース空間に作成した会議室に社員が集まり、音声や映像、又はチャットを通じて会議を行うといったものです。

その他にも社員のデスクを置いて作業スペースを設置したり、雑談部屋を作ったりといったさまざまなアイデアを活かして、社内のコミュニケーション活性化に貢献しています。

1-2.社内イベントの開催

メタバースの社内活用方法としてもう一つ上げられるのが、大規模な社内イベントの開催です。

メタバースには、多人数の同時接続可能エンジンを搭載しているものがあります。その機能を活用すると、同時に数千人などの単位で接続してイベントに参加するといったことが可能です。

この機能を活用した例としては、大規模な社内イベント開催が挙げられます。

これまではWeb上でイベント行う際に、ビデオ会議ツールなどの活用では、参加人数に限界がありました。

例えば、多くても数百人の参加が上限となっていました。メタバースを活用する場合には、上限の人数はより多くなり、数千人の同時接続が可能となります。

また、メタバースのイベントは通常のWeb会議ツールでのイベントよりも、リアルイベントに近づけるような企画も可能です。

リアルでのイベントのように展示物やブースを作って、空間内を見て回るといった方法を取ることも可能となります。

1-3.バーチャル研修

メタバースの社内活用方法として、バーチャル研修も有効です。

仮想空間の中で実際にコミュニケーションを取ったり、資料を展開したりすることができるため、よりリアルに近い状況で研修を行えます。

近年では、テレワーク推進などの影響もあり、Web会議ツールなどを用いたバーチャル研修はよく行われています。しかし、Web会議ツールでの研修は、あくまでも平面上でWebカメラを用いた形式となっていました。

代わり映えのしない画面で社員同士の顔や資料を見ながら研修を行う形式では、社員の相互理解を深めることは容易ではありません。

メタバースによってリアルに近い仮想空間を作り出すことによって、実際に社員がその空間内にいるかのような臨場感を生み出すことができます。

研修担当者と受講者のコミュニケーションがしやすい環境となる可能性も高まり、効果的かつ効率的な研修を行うことが可能となるでしょう。

2.メタバース社内活用の3つの具体的な事例

それではここで、メタバースの社内活用の具体的な事例について見てみましょう。以下の内容を詳しく解説します。

・社内コミュニケーションスペースの事例
・大規模な社内総会の事例
・バーチャル導入研修の事例

2-1.社内コミュニケーションスペースの事例

A社は、テレワークとなり社内での社員同士のコミュニケーション不足を問題視していました。

同社は社内アンケートを行ったことで、社員の業務に対するモチベーションが低下していることが発覚したのです。

アンケートによって抽出された意見としては、以下のような項目が挙げられます。

・自分の状況について誰かに相談したいが、在宅なので相談しづらい
・自分の所属する組織のメンバーを介さずに相談したい
・近くに誰かいる状況だと込み入った話がしづらい
・リモートワークにて業務を行っている場合、雑談できる環境が無く、息抜きがしづらい

そこでA社はメタバースの社内導入を決めました。具体的な施策は、以下の2つです。

「KATARIBA(語り場)」
の提供

メタバース空間上にフリースペースを用意し、そこに集まった各拠点のスタッフ同士がアバターを通じて語り合える場を提供する

個人相談スペース
の提供

カウンセラーやメンターなどに直接アクセスできる相談ルームを定期的に用意し、アバターを通じて個別相談ができるスペースを提供する

KATARIBAを導入することで、従業員はいつでも自由に、他の社員と雑談などのコミュニケーションができるようになりました。このスペースを活用してイベントの実施も行いました。

また、個別相談スペースは、匿名でも相談できる仕組みを作ることで、誰でも気軽に相談できるようになりました。業務や人間関係などの悩みを気兼ねなく相談できる場所を作成することで、従業員の心身の健康に寄与する狙いです。

この2つの取り組みによって、A社内でのコミュニケーションは活発化されつつあります。

2-2.大規模な社内総会の事例

B社は、社内総会をメタバースで行いました。

新型コロナの流行以降、B社はWeb会議ツールで社内総会を行ってきました。しかし、Web会議ツールでは以下のような課題がありました。

・Web会議ツールでは参加人数に限りがあるため、大規模に行うことが困難
・参加できない社員がいた場合、社内報などを活用して内容を伝える必要がある

B社は2022年にメタバースの導入を行い、社内総会をメタバースで行いました。
これにより、全社向けの社内総会が実現されたのです。

B社のバーチャル社内総会の成果

・社内の対象者全員が参加できた
・メイン会場付近にプロジェクトや部署ごとのブースを作成し、誰でも自由に見て回れるようにできた
・スピーチやプレゼン資料もメタバース画面内のスクリーンに投影させることで臨場感を演出できた

この総会への社員の反応は上々で、特にイベントへの没入感の高さが評価されました。
Web上でのイベントであっても、まるでリアルで開催されたイベントのような効果を発揮することが可能となったのです。

2-3.バーチャル導入研修の事例

C社はメタバースでの対面対応の場面でバーチャル導入研修を導入しました。
これまでの導入研修では以下のような課題がありました。

・リアルを想定したロープレがいつもと同じメンバーで緊張感がなくなっている
・動画視聴型講義は、一方的な進行になるため飽きられやすい
・研修を担当する講師のスキルによっては、講義内容について理解を深めることが困難

このような課題に対し、メタバースでのバーチャル研修室では以下のようなことが実現しました。

C社のバーチャル導入研修の成果

・ワーケーションを意識したメタバース空間によって、緊張感をもった状態で研修を受けることができた
・匿名でコミュニケーションを行えるため、グループワークやディスカッションが盛り上がった
・社内のカリスマ的インストラクターによる講義によって、受講者の理解が促進された
・「各拠点で活躍する先輩からの体験談」といった座談会メニューを取り入れることで、現場からのリアルな声を語ってもらい共感性を醸成できた

この取り組みにより、新入社員を置いてけぼりにしない、魅力的な導入研修を実施することができたのです。

3.企業がメタバースを社内活用するべき2つの理由

それではここで、メタバースを企業が社内活用すべき2つの理由を解説します。

メタバースを社内活用すべき2つの理由

それぞれ、見ていきましょう。

3-1.テレワークでもコミュニケーションを取りやすい

メタバースはテレワーク等の状況においても、Web上でコミュニケーションを取りやすい点が活用のメリットです。

通常のテレワークでは、Web会議ツールやチャットなどを用いてコミュニケーションを行うことが一般的です。

これでも、ある程度のコミュニケーションを行うことはできますが、メタバースであればよりリアルに近い、対面で直接コミュニケーションを取っているような感覚を得られます。

細かな反応等や雑談が難しい状況でも、より気軽にコミュニケーションを取ることができるのが魅力です。

また、社内のグループで協同作業を行ったり、プロジェクトを行うためのアイディアを出し合ったりといったシーンでも、メタバースであれば没入感を持って行うことが可能となります。

Web会議ツールでは表現しきれないようなリアクションを生むことができるという点は、企業が今メタバースを活用するべき理由として大きいでしょう。

3-2.3Dモデルを共有してプレゼンテーションを活かせる

メタバースの仮想空間内には3Dモデルを作り出すことができます。それを活かすことでプレゼンテーションや研修に活かすことができます。

例えば新商品の企画プレゼンテーションを行いたい場合、今までの方法では、平面の画像を活用するなどして行っていました。

しかし、メタバース内に3Dモデルを作成すれば、あたかも目の前にその商品があるかのような再現を行えます。

実際にはまだ商品化されていないものでも、緻密にイメージを作り上げることができるため、よりリアルに自社の商品について検討することが可能となるのです。

▼3Dモデルによる社内プレゼンテーションのイメージ

このように3Dモデルを活用した緻密な社内プレゼンテーションに活かせるという点は、メタバースの社内活用の大きなメリットです。

また現実に体験が難しい状況をメタバース内で再現し、安全教育や防災訓練などの幅広い訓練に活用できます。

4.メタバースを社内活用する際の2つの注意点

この章では、メタバースを社内活用する際の注意点として、以下の2つを解説します。

メタバースを社内活用する際の2つの注意点

それぞれ見ていきましょう。

4-1.社員に使ってもらえるように工夫する必要がある

メタバースを導入しただけで終わりとするのではなく、社員に使ってもらえるような様々な工夫を検討する必要があります。

メタバースはデジタルデバイスに慣れていない人には使いにくい可能性があり、導入しただけでは十分に利用されない恐れがあるためです。
社員に使ってもらえる工夫としては、例えば、以下のようなものが挙げられます。

・ゲーム要素を取り入れる
・メタバース内で交流イベントを開催する
・社員にそれぞれアバターを自作してもらう
・メタバース内で社内報を配信する
・グループチャットルームを設置する

メタバースは、とにかく「触ってみる」ことが大切です。
メタバースのようなシステムに慣れていない社員であっても、このような接触機会を増やす工夫を行うことで、利用のハードルを下げられるでしょう。

4-2.準備に時間がかかる

メタバースの導入は、準備に時間がかかるという点について、事前に理解しておく必要があります。

メタバースの導入を行う際には、メタバース導入支援企業へ相談することが一般的です。しかし、外部企業に委託して丸投げにしてしまうと、思うような効果は得られないでしょう。

メタバースは自由度の高いシステムなので、「自社でどのような活用をしたいか」というビジョンによって、それぞれ設計も異なります。
そのため、
自社の活用目的ややりたいことを十分に整理してから、外部企業と共に作り上げていく必要があるのです。

したがって、準備には時間がかかります。
機能面で実現したいことを作るだけでなく、通信環境やセキュリティ面、導入後の運用などさまざまなフェーズが発生します。

メタバースの導入は、このようにある程度の時間がかかってしまうという点については、事前に理解しておく必要があるでしょう。

5.メタバースの社内活用がおすすめな企業とは

最後に、メタバースの社内活用がおすすめな企業について詳しく解説します。

メタバースの社内活用がおすすめな企業

それぞれ、見ていきましょう。

5-1.従業員満足度を向上させたい企業

従業員満足度を向上させたい企業に、メタバースの社内活用はおすすめです。

ここまでにも解説してきた通り、メタバースを上手に活用することで、社内のコミュニケーションの活性化が期待できます。社内コミュニケーションが円滑に行えるようになれば、それだけ従業員満足度の向上も可能となります。

例えばメタバースを社内活用することで、具体的に以下のようなことが期待できます。

・誰でも手軽にメタバース空間で会議を行える
・上司や同僚への相談事を、わざわざ場所を考慮して行う必要がなくなる
・テレワークでも距離感を感じずにコミュニケーションができる

これまでは、会議を行ったり相談をしたりする際には、わざわざ場所を変えたり、環境を整えたりする必要がありました。しかしメタバースによって、そのような手間が無く、自由にコミュニケーションを取ることができます。

これにより、社員同士のコミュニケーションは活性化されるでしょう。コミュニケーション不足による社員とのトラブルやストレスを改善できる可能性がありますし、それは社員のモチベーションの維持にもつながります。

最終的には、メタバースによって従業員満足度を向上させることも可能です。「社員には生き生きと働いてもらいたい」と考えているのであれば、ぜひメタバースの導入を検討してみてください。

5-2.テレワークが進んでいる企業

テレワークが進んでいる企業にもメタバースの社内活用はおすすめです。

既にWeb上でのコミュニケーションが多くなっている場合には、メタバースの活用が浸透しやすいためです。自宅にいながら、同じ空間にいるかのような臨場感で会議やセミナーに参加できます。

テレワークにおいては、社員同士の直接的なコミュニケーションが難しくなるため、オンライン上でスムーズにコミュニケーションを取れるメタバースが、大きな効果を発揮する可能性もあります。

ちょっとした雑談を行ったり、チャットやメールではできないようなリアルなコミュニケーションを行ったりといったことが、メタバースの社内活用によって可能となるのです。

5-3.研修を充実させて離職防止に努めたい企業

研修を充実させて離職防止に努めたい企業も、メタバースの社内活用がおすすめです。

2-3.バーチャル導入研修の事例」でも解説した通り、メタバースによって研修を充実させることで、離職防止に繋がります。

従来の研修では、どうしても講師の一方的なものになる傾向があります。講師のスキルによっても社員への伝わり方が変わってしまうため、せっかく時間を設けて研修を行っても、社員の理解を促すことが難しい場合もあるのです。

このように社員への教育が十分でない状況で実際の業務を開始してしまうと、十分なパフォーマンスが発揮できずにトラブルが起こるなど、離職の原因となってしまう可能性があります。

メタバースで社内研修を行うことで、より魅力的な研修制度を設計しやすくなります。没入感のある研修を作ったり、伝えるのが上手い社員が研修を担ったりすることで、情報の定着が促進されます。

また、研修を受ける社員が疑問を持った場合にも、メタバースであれば気軽に質問もしやすくなります。参加社員同士でもコミュニケーションしやすくなるため、一体感や仲間意識が生まれるといった効果を期待できるのです。

このように、離職防止に努めたい企業には、メタバースを活用した充実した社内研修を行うことをおすすめします。

メタバースの社内活用をお考えならトランスコスモスにご相談ください

トランスコスモスでは、企画・プラットフォーム選定から運用までを一貫してサポートしています。

メタバースを活用した社内コミュニケーションを検討されている方は、ぜひお気軽にトランスコスモスにご相談ください。

まとめ

以上この記事では、メタバースの社内活用についての事例やメリット等以下の内容を詳しく解説してきました。

この記事でわかったこと

・メタバースの社内活用方法とは
・メタバースの社内活用の具体的な事例
・メタバースを企業が社内活用すべき理由
・メタバースを社内活用する際の注意点
・メタバースの社内活用がおすすめな企業

この記事をお読みいただくことで、メタバースの社内活用についての基礎情報は網羅できたかと思います。ぜひこの記事を参考に、メタバースの社内活用を検討してみてください。