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Z世代の新しい価値観「タイパ」とは?代表的な行動7つ

「タイパ重視、タイパ主義といわれるけどタイパってどういう意味?」
「タイパを重視する顧客層の満足度を上げたいが、そのためには何を知っておけばいいのだろう?」

顧客対応やマーケティングを展開する立場の方の中には、タイパを重視する人たちに対して適切なアプローチができていないのではないか、といった危機感をお持ちの方も少なくないと思います。

タイパとはタイムパフォーマンスの略で、「かけた時間に対する成果」のことを指します。効率的に時間を使って満足感を得ることを「タイパがよい」「タイパが高い」と表現します。タイパを重視する中心層はZ世代であり、その価値観は消費行動にも反映します。

タイパが悪いと感じればすぐに離脱してしまう可能性があるため、タイパという概念やそれを重視する人たちの行動特性についてよく理解した上でのアプローチが必要なのです。

またタイパを重視する人たちは、以下のような行動をとることが多いです。

タイパを重視する人の行動7つ

このような人たちに向けてビジネスを展開するためにはどうすべきか、ということがわかるように、この記事では以下の内容について詳しく解説します。

▼タイパとは
▼Z世代でタイパが流行する理由
▼タイパを重視する人の行動
▼タイパのメリット・デメリット
▼タイパのマーケティング事例
▼タイパを重視する層に効果的なアプローチ方法

この記事を読むことで、タイパとは何かがよくわかります。タイパをビジネス活用するための方法も理解できるので、どのような施策を講じるべきか見えてくるでしょう。

Z世代に代表される「タイパを重視する人たち」をうまく取り込み、業績アップにつなげていくために、ぜひ最後までお読みください。

目次 [非表示]

1.Z世代の新しい価値観「タイパ」とは

「タイパ」はZ世代を中心に使われている言葉で、辞書の三省堂が主催する「今年の新語 2022」の大賞に選ばれたことで話題になりました。
(出典:三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2022」

Z世代とは1990年後半~2012年に生まれた人たちのことで、2023年現在では、10代前半~27歳くらいまでの若い世代です。

この章では、このZ世代の新しい価値観として受け入れられている「タイパ」とはどのような意味を持つのかについて、詳しく解説します。

1-1.タイムパフォーマンスの略で「かけた時間に対する成果」のこと

タイパとはタイムパフォーマンスの略で、「かけた時間に対する成果」のことを指します。

短い時間で大きな成果を得ることを「タイパがよい」「タイパが高い」と表現します。この概念は、時間の経過を示す図をイメージするとわかりやすいでしょう。

【タイパのイメージ】

タイパのイメージ

タイパという言葉を理解する上で注意が必要なのは、タイパでいう「成果」には「満足度」が付随するということです。つまり、いくら大きな成果が得られても、満足度が低ければタイパがよいとは言えないのです。

代表的なタイパ行動である動画の倍速視聴をしたとしましょう。

この場合、同じ時間内で通常再生の2倍量コンテンツを視聴できたというだけでは、タイパがよいとは言えません。「知りたいことについてより深く理解できた」「余った時間を有意義に使えた」などの満足感を得て初めて、タイパの高い行動ができたということになります。

このようにタイパとは、ただ時間を節約するというのではなく、それによって満足度を高めるという意味合いをもつ言葉なのです。

1-2.タイパ(時間対効果)とコスパ(投資対効果)の違い

「タイパ(時間対効果)」と似た言葉には「コスパ(投資対効果)」がありますが、両者の違いは、タイパはかけた「時間」に対する成果を表す言葉です。対するコスパでは、かけた「金銭」に対しての成果のよしあしを判断しています。

【コスパのイメージ】

コスパのイメージ

つまりタイパとコスパでは、パフォーマンスの評価に用いる基準が異なるということになります。

ただ、タイパはコスパから派生してきた言葉であり、何かの基準に対して成果を判断するという考え方は同じです。そして、今後も「〇〇パフォーマンス」という言葉が次々に出てくるだろうと言われています。

1-3.タイパはZ世代における消費の新スタイルとなっている

Z世代は「短時間で効率よく結果を出す」ということに価値を置いているため、過程を楽しむタイプの消費にはあまり関心がありません。映画館で長編映画を鑑賞するよりもスマホでショート動画を視聴する方を好み、店舗で商品を比較検討するよりもオンラインショップで即決する方を選びます。

Z世代では、タイパよく商品やコンテンツを消費しようという新しいスタイルがみられます。

また、時間の無駄だと感じるとすぐに離脱するため、結論を前面に出した訴求がなければ消費に至らないという特徴もあります。

このようなタイパを重視するZ世代に向けてビジネスを展開するためには、具体的な消費スタイルを理解した上でアプローチすることが大切です。

Z世代の特徴をもっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

参考記事:Z世代とは?

2.なぜZ世代はタイパを重視するのか?流行の背景とその特性

タイパとは何か理解できたところで気になるのは、なぜZ世代はタイパを重視するのかということではないでしょうか。

その理由は、彼らがデジタルネイティブだという点にあります。インターネット上に溢れる情報の中から効率的に、最新かつ最適なものを掴み取るために生まれたのが、タイパという概念なのです。

下図は、総務省による情報通信機器の世帯保有率を表したグラフです。

情報通信機器の世帯保有率を表したグラフ

出典:令和3年版情報通信白書(総務省)

Z世代後半の生まれ年にあたる2012年には、ほぼ全世帯にモバイル端末があり、スマホの普及率も半数に達しています。

物心ついたときからデジタルツールが身近にあり、それらを使いこなしてインターネットにアクセスするZ世代は、膨大な量の情報に囲まれています。自分の求める情報を探すために一つひとつを吟味していては、時間がいくらあっても足りません

また、下図は年齢別のSNS利用状況を表したグラフです。

年齢別のSNS利用状況を表したグラフ

出典:令和4年情報通信に関する現状報告の概要(総務省)

Z世代にあたる13歳~29歳の部分を見ると、9割以上の人がSNSを利用していることがわかります。
SNSが普及した状況では、トレンドが急速に移り変わります。その波に乗るためには最新の情報をいち早く入手しなくてはなりません

そこで、日々更新される膨大な量の情報を取捨選択するために身に付けたのが「タイパ」という考え方なのです。短い時間で成果を最大化するためにはどうするか、ということです。

3.タイパを重視する人の行動7つ

それでは、Z世代に代表される「タイパを重視する人たち」は実際にどのような行動をとるのかということを見てみましょう。

その特徴を掴むことが、効果的なアプローチ方法を見出すことにつながります。

タイパを重視する人の中には「自分の好きなことに時間を使いたい」という人もいれば、「単純に時間がないため効率化を図りたい」という人もいますが、総じて以下のような行動をとることが多いです。

タイパを重視する人の行動7つ

それぞれの内容について、解説していきます。

3-1.動画を倍速で視聴する

タイパを重視する人たちは、動画を倍速で視聴します。「通常の速度で視聴するのは時間の無駄」だと考えているからです。

映画であれば、あらすじを理解できればよく、情報コンテンツであれば知りたいことをピックアップできればよいため、倍速視聴で十分事足りるという人が少なくありません。
加えて、必要ないと感じたシーンはスキップしながら視聴するという行動も見られます。

アプローチの方向性

動画コンテンツは、倍速やスキップ再生しても内容がわかる構成にしたり、テロップを入れたりする

3-2.ショートコンテンツを利用する

ショートコンテンツを利用することも、タイパを重視する人の特徴です。
ショートコンテンツは通常よりも短い時間で消化できるため、限られた時間の中でより多くの情報に触れたり、短時間で目的を達成して浮いた時間を他に回したり、ということが可能になるからです。

TikTokやInstagramリールといったSNSのほか、書籍の要約サービスや、長時間配信の一部分だけを取り上げる切り抜き動画などのコンテンツに人気が集まっています。

アプローチの方向性

全体のボリュームが少ない・要約があるなど、短時間で内容を把握できるコンテンツを提供する

3-3.隙間時間を活用する

タイパを重視する人たちは、隙間時間を有効に活用したいと考えています
何もしなければ無駄に過ぎてしまう隙間時間を利用して、こまめにタスクを消化し、後からまとまった時間を取られることを回避したいのです。

移動中にメールの返信やSNSの投稿をするなどのオーソドックスな活用のほか、動画を見ながら調べ物をするといった並行作業も一般的です。また、隙間時間で利用できるジムやスマホ副業などのサービス、自分の働く時間を自分でコントロールできるフリーランスの働き方も人気が上昇しています。

アプローチの方向性

利用や手続きを短時間で簡単にできる形態にし、それをアピールする

3-4.SNSで検索を行う

何か知りたいことがあったときにSNSで検索するという特徴もあります。
本や資料を調べるよりも早いのはもちろん、Googleなどの検索エンジンよりも短時間で欲しい情報を得られることがあるからです。また、トレンドを掴むのにも適しています。

SNSには簡潔なテキストや画像が多いため、情報の内容を直感的に把握することができます。また、発信者の状況が見えるために情報の信頼性を判断しやすく、スピーディに取捨選択することが可能なのです。

タイパを重視する人たちは特定のキーワードのハッシュタグを検索することで、周辺情報を効率的に検索しています。

アプローチの方向性

公式SNSを運用し、最新の情報を提供する・インフルエンサーを起用したPRを行う

3-5.オンラインでコミュニケーションをとる

タイパを重視する人たちは、対面よりもオンラインでコミュニケーションをとることが多いです。対面するための場所に行く移動時間や待ち時間を節約できるからです。そのためセミナーよりもウェビナーを好み、会社見学や面接などの就職活動もオンラインで完結できれば望ましいと考えています。

更に通勤時間や休憩時間を家事など他のことをする時間に充てられるリモートワークでの勤務も需要が高まっています。リモートワークでの勤務ができると求人広告に掲載することで応募が約8倍に増加したケースもあります。

また、飲食店などでは注文や会計の時間を節約できるモバイルオーダーも人気があります。

アプローチの方向性

手続きや問い合わせをオンラインで完結できるようにシステムを整備する

3-6.ネタバレ消費を好む

商品やサービスの内容を事前に知った上で入手するというネタバレ消費を好むのも、タイパを重視する人たちの大きな特徴です。

事前に内容を把握せずに消費すると、「思っていたものと違った」ということになる可能性があります。それによって費やした時間が無駄になるという事態を避けたいのです。

そのため、事前に情報収集をして満足できるという確信を得た上で行動を起こします。タイパを重視する人にとってサプライズはあまり意味がなく、逆効果になる可能性さえあるといえるでしょう。

アプローチの方向性

商品やサービスの特徴について明確に情報提供する・トライアルを設ける

3-7.時短グッズを活用する

タイパを重視する人たちは、時短グッズの活用にも積極的です。本来発生する作業時間を、グッズの活用によって節約することができるからです。

ロボット掃除機や乾燥機などの便利家電はもちろんのこと、ミールキットの宅配や家事代行といったサービスを活用し、主に家事の効率化を図るケースが多いといえます。

アプローチの方向性

商品やサービスの活用によって「時短が実現できる」「余った時間を有意義に使える」ことを訴求する

4.タイパを重視することのメリット

ここまでは、タイパを重視する人の行動について解説してきました。続いて、タイパにはどのような良さがあるのか、メリットについて解説します。

・可処分時間を増やせる
・問題解決志向が高まる

タイパを重視する人のメリット・デメリットを理解することで、商品やサービス・情報コンテンツのアレンジ方法について深く検討できるようにもなるでしょう。

4-1.可処分時間を増やせる

タイパを重視するメリットの中で、直接的なものであり、かつ多くの人が目指しているのは可処分時間を増やすことです。

可処分時間とは自分が自由に使える時間のことであり、タイパの向上によってタスクを効率的に処理することで、浮いた時間が可処分時間になります。

例えば、仕事で確認しなければならない全長2時間の動画資料を定速で視聴すれば、2時間全てをその作業に費やすことになります。一方、同じ資料を2倍速で視聴できれば作業時間は1時間に減り、1時間の可処分時間が生まれるということです。

こうして増やした可処分時間を自分がやりたいことに活用し、満足感を得ることが、タイパの本質につながります

4-2.問題解決能力が高まる

タイパを重視することによって問題解決能力が高まる、というメリットもあります。

タイパの向上を目指すことは「時間がかかる」という状況における問題点と対策を見出すことであり、その過程で、問題解決の考え方や行動力が磨かれるからです。

日頃から短時間で効率的に行動するためのタスク管理をしていれば、締め切りが近いプロジェクトにおいても優先順位やフローの最適解を見出しやすくなるでしょう。

このように、タイパを重視して行動することは、効率化や生産性向上にかかわるスキルの強化にもつながるのです。

5.タイパを重視することのデメリット

タイパには大きなメリットがある反面、デメリットも存在します。実際に、タイパを重視することに懐疑的な見方も少なくないため、確認しておきましょう。

タイパを重視することのデメリットには、以下のようなものがあります。

・過程を軽視してしまう可能性がある
・常に時間に追われることで疲労する人もいる

5-1.過程を軽視してしまう可能性がある

タイパのデメリットとして、物事の過程を軽視してしまう可能性が挙げられます。
無駄を省いて短時間で成果を出そうとするあまり、物事の結果だけを把握できればよいと考えるようになり、それ以前の過程に関心がもてなくなることがあるからです。

例えばタイパ向上のために、計算問題の解説動画を倍速で視聴したとしましょう。結果だけに着目してしまうと、解答を知ることはできても問題を解くための考え方は身に付かないかもしれません。

「結果だけではなく物事の全体を捉える」「思慮深く考える」という機会を逃してしまうこともある、といえるでしょう。

5-2.常に時間に追われることで疲労する人もいる

タイパ向上を目指すことによって常に時間に追われ、疲労してしまう人もいます。

何事も無駄なく短時間で済ませようという意識に囚われることで、あれもこれも急いで済ませなければならないという焦りが生じるからです。

1-1.タイムパフォーマンスの略で「かけた時間に対する成果」のこと」で解説したように、タイパの目的は単なる時間の節約ではなく、満足感を得ることです。

時間に追われすぎるとこの点を見失い、満足感の伴わない時短行為を繰り返すだけになる可能性があります。そうなればさらに疲労が募るでしょう。タイパとあわせて「タイパ疲れ」というワードも散見されるようになっています。タイパとの程よい付き合い方が求められているのかもしれません。

6.タイパに焦点をあてたマーケティング事例

タイパについて概ね理解できたところで、タイパを重視する人に向けたビジネスのあり方について考えていきましょう。

どのようなやり方があるのかを具体的にイメージできるように、タイパに焦点をあてたマーケティングの事例をご紹介します。

6-1.チャットのセキュリティ向上で個人情報を含むやりとりも可能に「オリコ」

1つ目はトランスコスモスの事例です。カード会社の「株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)」様の事例です。オリコは、セキュリティ認証機能を強化することで顧客のチャットサポートができる範囲を拡大しました。

従来のチャットサポートはセキュリティの観点から、本人特定が不要な業務に対応範囲を絞って運用していました。そのため本人特定が必要なサポートに関しては電話対応となっており、顧客の負担が課題でした。

そこで、個人情報を含むやりとりも可能にするセキュリティを担保したチャットシステムを導入したのです。顧客にとっては電話をかけたり待たされたりする時間が必要なくなり、好きなときに手軽に問い合わせができるという点でタイパ向上に貢献しています。

6-2.本の要約サービスで会員数は右肩上がり「flier」

2つ目の事例は、株式会社フライヤーが提供する本の要約サービス「flier」です。
「flier」はビジネス書を1冊10分程度で読める長さに要約するサービスで、2013年に個人向けの提供を開始し、2022年4月時点で累計会員数93万人を突破しています。

2019年には法人向けにもサービスを展開し始め、累計導入企業数は660社に及び、2年連続で約2倍の成長率を維持しています。

本を全て読まなくても内容が把握できるためタイパがよいという理由で、人気のサービスです。

6-3.隙間時間に利用できるジムで1,000店舗を達成「エニタイムフィットネス」

最後に株式会社Fast Fitness Japanは、以下の特徴をもつフィットネスジム「エニタイムフィットネス」を展開しています。

・24時間年中無休
・全店利用可能
・マシンジム特化型

エニタイムフィットネスは2002年にアメリカに1号店をオープンしてから、2022年時点で世界30の国と地域で約5,000店舗を展開しています。

日本では2010年10月に東京都調布市に1号店をオープンし、2020年4月には47都道府県への出店を達成、2023年9月時点で国内1,100店舗体制となりました。

隙間時間を活用していつでも都合のいい場所で、メニューを迷うことなく運動ができるということが、タイパのよさにつながっています。

7.タイパを重視する層に効果的なアプローチ方法

最後に、タイパを重視する人たちにはどのようなアプローチ方法が効果的なのかということを考えてみましょう。

タイパを重視する人の行動の特徴や、マーケティングの成功事例から見えてくる施策を講じることで、ニーズに応え業績につなげることができるはずです。

タイパを重視する層に効果的なアプローチ方法には、以下のようなものがあります。

タイパを重視する層に効果的なアプローチ方法

それぞれの内容について、解説していきます。

7-1.デジタルコンテンツを充実させる

タイパを重視する人たちへのアプローチ方法としてまず欠かせないのは、デジタルコンテンツを充実させることです。

デジタルコンテンツとは、スマホやPCなどのデバイスで閲覧できる動画や文章のことであり、ホームページやSNS上に開示する情報です。

タイパを重視する人たちは、現地に赴いたり現物を確認したりするよりも先に、検索によって情報を得ることを好みます。そのため、最新かつ正しい情報にいつでもアクセスできるような環境を整えておくことが大切なのです。

【デジタルコンテンツを充実させる工夫】

・セミナーや資料などを可能な限りデジタル化する
・Web上に開示する情報を定期的に更新する
・コンテンツの冒頭で結論がわかる構成にする
・動画であれば倍速視聴に対応できる形式にしたり、無音再生できるようにテロップを入れたりする
・コンテンツの利用状況(アクセス数や離脱率など)を評価し改善を繰り返す

手持ちのデバイスで簡単に知りたいことがわかるデジタルコンテンツを提供することで、タイパを重視する人たちとの接点を作ることができます。

7-2.SNSを活用する 

SNSの活用も非常に効果的で、もはや不可欠と言っても過言ではありません

2.なぜZ世代はタイパを重視するのか?流行の背景とその特性」で解説したように、タイパを重視するZ世代の9割以上はSNSを利用しており、検索もSNSで行うという現状があります。

ターゲットがこれ以上ないくらいに集まる場所がわかっているのであれば、そこでアプローチを試みない手はないでしょう。

企業や商品の紹介だけではなく、お役立ち情報などユーザーのニーズに応じた投稿を行うと、タイパを重視する人たちに関心をもってもらえます。

また、信頼できる情報があればそれ以上検索しなくて済むことからタイパがよいと受け止められるため、インフルエンサーから発信してもらうことも効果的です。

7-3.「時短」「隙間時間の活用」を訴求する 

タイパを重視する人たちに響きやすい「時短」「隙間時間の活用」をわかりやすく訴求するのも効果的です。

タイパを向上させるための明らかなキーワードなので、関心をもってもらいやすいからです。自社製品やサービスにタイパ向上に貢献できる要素があれば、前面に出していきましょう。

また商品やサービス自体はタイパにつながらないという場合でも、時短や隙間時間の活用をアピールすることは可能です。

例えば、資料請求やユーザー登録などの手続きについて、「簡単3ステップ」や「1分で完了」などの言葉で時間がかからないことを表すことも、タイパを重視する人には魅力的に映ります。

まとまった時間をとられることはないという安心感が、タイパを重視する人が行動を起こす際のハードルを下げるのです。

7-4.パーソナライズドマーケティングを行う

タイパを重視する人たちに対しては、パーソナライズドマーケティングがより効果を発揮することがあります

パーソナライズドマーケティングとは、顧客一人ひとりの属性や行動履歴に応じて個別化されたマーケティングを行うことをいいます。たとえば、よく閲覧する商品に似たものや、以前購入した商品と一緒に使うと便利なものをレコメンドするような方法です。

タイパを重視する人にとっては、企業側からすすめられた商品を気に入れば、あれこれ検索して選ぶ時間を節約できるため都合がいいのです。

こうしてタイパよく欲しいものを見付けられたという気持ちが、購入を後押しします。

7-5.チャット対応システムを整備する

顧客の問い合わせ窓口にチャットボット対応システムを整備することも、タイパを重視する人たちには好意的に受け止められます

電話をかける時間やメールの返信を待つ時間が必要なくなり、自分の好きなタイミングで問い合わせて、疑問をその場で解決できるからです。

例えば、タイパを重視する人が商品やサービスに興味をもって詳しい内容を知りたいと思っても、問い合わせに時間がかかりそうなら「そこまでしなくてもよい」と離脱してしまう可能性が高いでしょう。

そこでチャットボットでの問い合わせができると、タイパを重視する人たちを取りこぼすことがなく、機会損失を回避することが可能になります。

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まとめ

この記事では、タイパとは何か、どのようにビジネス活用していけばよいかについて、詳しく解説しました。以下に要点をまとめます。

タイパとはタイムパフォーマンスの略で「かけた時間に対する成果」のことを指します。さらには、時間を効率よく使うことよって満足感を得るという意味合いももちます。

Z世代に代表される「タイパを重視する人たち」は、以下のような行動をとることが多いです。

・動画を倍速で視聴する
・ショートコンテンツを利用する
・隙間時間を活用する
・SNSで検索を行う
・オンラインでコミュニケーションをとる
・ネタバレ消費を好む
・時短グッズを活用する

タイパを重視する層に効果的なアプローチ方法としては、以下がおすすめです。

・デジタルコンテンツを充実させる
・SNSを活用する
・「時短」「隙間時間の活用」を訴求する 
・パーソナライズドマーケティングを行う
・チャット対応システムを整備する

タイパを重視する人たちに対してビジネスを展開するためには、価値観や行動特性を理解した上で施策を講じるのが効果的です。

この記事の内容を参考に、Z世代を中心とするタイパを重視するユーザーへのアプローチも検討してみてください。

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