(本記事は、2024年1月時点の情報です)
トランスコスモスの拠点のひとつ、CXスクエア横浜では、働きやすい環境づくりやSDGsの実現、地域貢献を目的とした「横濱プロジェクト」を立ち上げ、さまざまなイベントなどを行っています。
今回はその中から、ES向上を目的に2023年11月に実施されたサステナブルなアパレル販売会(エコセール)の様子を、プロジェクトのオーナーである渡辺 希さん、アンバサダーの我那覇 仁さんにお聞きしました。
【インタビュイー】 トランスコスモス 我那覇 仁さん トランスコスモス 渡辺 希さん |
CXスクエア横浜のご紹介
━━ まず「CXスクエア横浜」について教えてください。
CXスクエア横浜は、横浜のみなとみらいにあるトランスコスモスのコンタクトセンターで、2006年10月に開設しました。
シート数は1,330、そのうちの500シートを超えるシェアードセンターは24時間運用で、各種通販対応や大規模案件の運用実績が多数あります。
みなとみらい駅直結で、都心からのアクセスに優れているのが特徴です。
休憩室からみなとみらいエリアが一望できるため、その魅力的な眺望を生かして家族も呼べる花火大会などのイベントも開催しています。
「横濱プロジェクト」とは?
━━ そういったイベントは、「横濱プロジェクト」が主催しているそうですが、これはどのようなプロジェクトでしょうか?
CXスクエア横浜で就業するみなさんのために、働きやすい環境を提供し、SDGsや地域にも貢献することを目的として立ち上げたプロジェクトです。
プロジェクトメンバーは各グループ、各事業所から選出されました。
「ここで働けて嬉しい、楽しいを一人でも多くの人に。」をテーマに掲げ、主催者側がまず全力で楽しむことをモットーにしています。
━━ プロジェクト名の「横濱」は、「濱」が旧字になっているのですね。
プロジェクトネームは公募で決めたのですが、その際に「横浜の人は、地元を『横浜』ではなく『横濱』だと思っている!」という声があり、また、後世に残るような名前にしたい、みんなに覚えてもらいたいという思いも込めて「濱」にしました。
━━ これまでにどのようなことをしてきたのでしょうか?
先ほど挙げた、眺望がすばらしい休憩室で、従業員の家族も呼んで花火大会を鑑賞するイベントを開催したり、ハロウィンパーティーなども実施しました。
「airCloset ECO SALE」
〜ファッションレンタルサービスで利用されたアパレル商品をセンタースタッフに提供するサステナブルな販売会〜
━━ その一環として開催されたのが、アパレル販売会ですね。 どのような販売イベントですか?
月額制のファッションレンタルサービス『airCloset(エアークローゼット)』の運営会社:株式会社エアークローゼットさまと共同で開催したアパレル販売会です。
2023年11月15日・16日の2日間にわたってCXスクエア横浜のオフィス内スペースで実施しました。
販売した商品は、『airCloset』でレンタル提供が終了した洋服やアクセサリーです。
といっても、全点クリーニングとメンテナンスが済んでいて、「ベルトやリボンに不備がある」「細かな破損がある」といったちょっとしたマイナス点はあるものの、状態のよいものばかりです。
このようなアパレル商品を再利用することで、横濱プロジェクトの目的のひとつであるSDGsへも貢献できるいい機会になったと思います。
━━ すばらしいですね!なぜこのようなイベントを開催することになったのでしょうか?
『airCloset』の考えに共感したCXスクエア横浜 責任者の鈴木 亜希子さんが、横濱プロジェクトに「こういうイベントはどうでしょう」と話を持ちかけてくれたのがきっかけです。
プロジェクトとしては、それまでSDGs関連のイベントは手がけていなかったのですが、やってみたいと思っていましたし、センターには女性従業員も多いので、『airCloset』との親和性もいいだろうと思って、こちらからエアークローゼットさまにお声がけしました。
━━ 当日はどんな様子でしたか?
CXスクエア横浜の中にスペースを設けたので、みなさん仕事中にショッピングができる喜びを感じつつも、「職場であって職場ではない」異空間に訪れるような楽しみもあったようです。
商品は、レンタル提供されていた中古品や新古品でしたが、実際はとても状態のキレイなものばかりで、新品ではないかと思うくらいでした。
スタイリストさんが常駐してくれて、途中で商品を入れ替えたりコーディネートサンプルを変更したりしてくれたのもよかったです。
同じ人が何回訪れても新しい商品に出会えるよう工夫されていて、楽しめる空間をつくってくれていました。
服だけでなく、アクセサリーなどの小物も多く取り揃えられていたので、服は買えないという人にもターゲット層が広がったのもよかったと思います。
━━ 商品はレディースのみだったのでしょうか?
『airCloset』が現在レディースの取り扱いのみということで、レディースの商品のみでしたが、男性従業員も参加してくれました。
奥様や彼女にプレゼントとして購入されていたようで、スタイリストさんにアドバイスを受けながら一緒に選んでいました。
最終的には、2日間合計で306名に来場していただけました。
イベントを終えて
横濱プロジェクトメンバーの想い
━━ 初のアパレル販売会、初のSDGsイベントを行ってみていかがでしたか?
開催翌日に、購入したものを身につけて出勤してくれる人が多かったです。
「またやってください」との声があったり、みなさんに喜んでもらえてよかったです。
━━ 他にはどんな声がありましたか?
「すごくお得に買えて嬉しい」
「会社の中で買い物ができて便利」
「買い物をした分、仕事をがんばります」
「いい会社ですね!」
「少しSDGsに貢献できた気分」
などなど、さまざまな感想が聞けました。
ただ、課題もあります。
━━ どんな課題ですか?
まず、もう少し事前PRできたと思うのです。
それから、みなさんがいつでも好きなタイミングで来られるように開催時間を11時から20時までと長く設けたのですが、実際には休憩時間が10分・15分しかないのでせっかく来てくれても洋服を選びきれない方もいました。
洋服を選ぶのには時間がかかりますし、試着室も用意していましたので試着の時間もかかる。
十分な時間をとってもらうにはどうすればいいかというのは次回の課題です。
また、開催時期も改善の余地がありそうです。
というのも、今回は衣替えの時期を狙って11月に開催したのですが、今年の横浜は寒くなるのがいつもより早かったので、既に冬服を他社で購入してしまったという従業員の声もありました。
天候も加味して開催日を見極めるのは難しいですが、次回は検討が必要だと思います。
━━ それらも踏まえて、このイベントの今後の展望を聞かせてください。
とても満足度の高いイベントだったと思いますので、次回以降も定期開催できるようにしていくのが目標です。
日本では年間に何万トンもの衣服廃棄があるそうで、その中でエアークローゼットさまは衣服廃棄ゼロを達成しているそうです。その上で、「さまざまな企業と連携することで、社会全体での衣服循環を創出していきたい」という考えを持っていらっしゃる。
横濱プロジェクトはそれに共感していますので、廃棄を少しでも減らしていけるよう、トランスコスモスがお役に立てたら嬉しいです。
CXスクエア横浜 責任者の想い
CX事業統括 DCC総括 第八S統括部 統括部長 鈴木 亜希子さん
今回、エアークローゼットさまからの、「さまざまな企業と連携することで社会全体での衣服循環を創出していきたい」という考えに共感し、イベント開催を決めました。
イベントには、休憩時間や業務後の時間での来場にも関わらず、2日間で延べ300名以上の従業員が参加しました。イベントが従業員同士の交流の場となり、多くの嬉しい声をもらい、従業員エンゲージメントの向上にもつながる良い機会になったと感じています。
このような無駄の削減・資源の有効活用への取り組みは、私たちの一つひとつの活動が小さくでも、従業員のご家族や周囲へも広がっていくものだと思います。
また、従業員の満足が、私たちがサービス提供をしているお客様企業の満足、社会の満足につながっていくものと考え、CXスクエア横浜では今後もSDGsへの取り組みを継続していきます。
エアークローゼットとは
株式会社エアークローゼットは2014年創業、月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』、メーカー公認月額制レンタルモール『airCloset Mall』を運営している企業。
『airCloset』は日本初・国内最大級、女性向けの普段着に特化した提案型のファッションレンタルサービスで、300ブランド・35万点以上の洋服からプロのスタイリストがあなたのためにスタイリング。
月額定額7,800円〜レンタルすることができます。
◎公式サイトはこちら