
※本記事は2025年11月27日にトランスコスモス・デジタル・テクノロジーに掲載された記事を転載しています。
AWSで一番風呂?!
11月6日、AWSジャパン様にてAmazon Quick Suiteのハンズオンイベント「Quick Suite 一番風呂の会」が開催されました。
Amazon Quick Suiteは、10月に米国・欧州・オーストラリアのリージョンでフル機能の提供が開始された新サービスです。
新サービスのファーストユーザー=一番風呂という粋なイベントタイトルにワクワクしながら、弊社エンジニアが参加してきました♨
⠀ ジャッパーン!
○ \(๑^▽^๑)/。゚
| ̄ ̄一 番 風 呂 ̄ ̄|
🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
BIから、BI+Agentic AIへ
Amazon Quick Suiteは、従来のBIサービス「Amazon QuickSight」に強力なAgentic AIが加わり、リブランディングされたサービスです。
BIの核となるデータ分析・可視化に加え、これまで人が手動で行っていた情報収集や調査計画、分析結果に基づくチームへの報告や外部発注といったアクションまでも、一貫して実行できるAgentic AIを搭載した包括的なワークスペースへと進化しました。
はじめに、座学でその進化とサービス概要についてご説明いただきました。
ポイントとなる部分を紹介します。
業務の質問に素早く答え、行動に転換するエージェンティックなチームメイト

AWS Solutions Architect 守田 様
業務で調べ物をする際、Slackを遡ったり、ローカルファイルや社内ポータル、検索サイトやAIを使ったりと、複数の画面を行き来することはよくあります。Quick Suiteなら、チャットで依頼するだけでこれらのタスクをスピーディに実行し、結果をその場で返してくれます。

各アプリケーションに散在するデータ収集から、属人化しがちな煩雑な作業もAIにお任せ
Quick Suiteは、複数のリソースから正しいデータを集めた上で分析し、そこから得た洞察も含めて提供、更に分析結果を基に報告・発注などのアクションまで実行してくれるエージェンティックなチームメイトとして活躍します。
人間による判断や承認が必要なタスクはタスクセンターへ振り分けられ、承認者は自身のタイミングでレビューを行うことが可能。定型的なプロセスは、オートメーション機能による完全な自動化も実現できます。
Quick Suiteは、専門部署や専門知識を持つ人材だけに向けたものではなく、組織全体とAIが連携する統一されたワークスペースを実現します。これにより、人が手動で行う膨大で煩雑な業務をAIドリブンで効率化し、組織全体の生産性向上に貢献してくれます。

自律的に動く優秀なチームメイトに業務を任せるように、AIに業務を任せよう
Quick Suiteの主要機能と構造の理解
活用イメージが出来たところで、ハンズオンへ。
まずはじめに、主要機能と構造についてご説明いただきました。

AWS Solutions Architect 関谷 様
下記図の ①Chat agents、②Research、④Flows、⑤Quick Automateという4つの機能がQuick Suiteの核となり、これらの機能を動かすためのナレッジベースとして機能するのが ③Spaces。
Spacesはナレッジの区分けが可能で、知識を自分だけのプライベートなものとして保持することも、チームや組織全体のナレッジとして共有することも可能。AIはその区分けを理解した上でユーザーとやりとりし、学習しながらデータを適切に活用します。

ハンズオン資料より抜粋
Spacesは様々なアプリケーションと統合可能で、Quick Suiteの前身であるBIツールQuickSight(図:右側上段)も含め、統合可能なアプリケーションは、Integrations(図:右側中央)としてラインアップされています。
Integrationsには、Amazon S3などのAWSサービスはもちろん、Slack、Microsoft Teams、Salesforce、ServiceNow、Google Drive、Webクローラー、MCPサーバー、オンプレミスDBなど、多岐に渡ります。
これらを共通のレポジトリに安全に接続し、エンタープライズレベルのセキュリティとガバナンスの下でAIがタスクを実行します。
これらの連携により、チャットで探しものをリクエストするだけで、セキュアな環境下で散在するデータの中から、必要なデータや分析をチャットでスピーディに返してくれます。
いよいよ体験へ!
💻体験した機能とハンズオンのシナリオ📝
①Chat agents
- 朝の30分で情報収集完了
- 自分専用のAIエージェントを作ろう(MCP)
②Reserch
- 1時間で本格分析レポ―ト完成
③Spaces
- 組織の知識を資産化
④Flows
- データ探索業務の自動化
⑤Quick Automate
- 市場調査の自動化で競合優位を確立
ハンズオンは①~③がBusiness User向け、④~⑤がPower User向けの内容で構成されていました。
後半になるにつれ難易度が上がり、FlowsやQuick Automateのセクションでは、Amazon S3などのAWSサービスの知見や構造の理解が求められる部分もありましたが、直感的なUIで操作は分かりやすく、日本語でも問題なく使用できました。

当日体験したワークショップはこちらで公開されています。
ぜひ、詳細をチェックしてみてください✨
そもそもAgentic AIとは
例えば、チャットにアップロードしたファイルをAIが読み込み、質問への回答に役立つ部分を探して答えを返すとします。その裏側では、その場でAIエージェントが生成され、動作し、その結果を反映して回答を行っています。これがAgentic AIの仕組みです。
従来のAIエージェントは「質問に答える」「文章を生成する」といった単一のタスクを実行するものでした。Agentic AIは、与えられた目標に対して自らプログラムを生成し、挙動を決めて自律的に動くため、開発工数を大幅に削減し、多様な業務に対応できるようになりました。
複雑な目標に対する複数ステップのタスクを自律的に実行する仕組みを、マネージドサービスとして提供している点がQuick Suiteの大きな強みとなっています。
Quick Suiteは、既にGoogle Chromeや、Word、Outlookにも拡張機能が提供されていて、例えば「メール内容を翻訳して回答を考えて」「内容を100文字以内に要約して」といったやり取りも、拡張機能上で行えます。
ワークスペースにエージェンティックなチームメイト Quick Suite が存在する世界が既に始まっています。ぜひ、一番風呂の内に体験してみてください♨
イベント後には懇親会が開かれ、美味しい料理とドリンクをいただきながら、今後の活用に関する具体的な情報共有や活発な意見交換が行われました。AWSジャパンの皆様、ありがとうございました!

AWSの皆様と、トランスコスモスグループのメンバー
弊社では Amazon Quick Suite、各AWSサービスの導入・社内活用をAWS認定資格者がサポートいたします。ぜひお気軽にお声がけください。

