在宅勤務導入企業の従業員に対する意識調査
新型コロナウィルス流行以降多くの企業で導入が始まった在宅勤務ですが、現在はBCP対策や働き方改革など、感染対策以外の理由でも在宅コンタクトセンターを導入する企業が増えてきています。本調査では在宅勤務を導入している企業に勤めている従業員を対象に在宅勤務と出社勤務について意識調査を行いました。
調査概要
調査名:在宅勤務導入企業の従業員に対する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年5月12日~2023年5月16日
調査対象:全国の在宅勤務を導入している企業に勤める20歳~60歳以上の男女1,110名
調査結果
在宅勤務導入企業における在宅勤務者は約70%
在宅勤務を導入している企業の従業員のうち「基本的に在宅で勤務」と回答した人は30%、週のうち数日在宅勤務する在宅と出社のハイブリッドで勤務している授業員は約40%となりました。
在宅勤務を導入している企業においては従業員の多くが在宅勤務を選択していることがわかります。在宅勤務を導入することで従業員の好みやニーズに合わせた柔軟な働き方が可能になります。一部の従業員は出社によるコミュニケーションを重視する一方で、多くの従業員は在宅勤務を選び効率的な作業環境やワークライフバランスの向上を求めている可能性があります
在宅勤務導入企業に勤める人の約60%が週の半分以上在宅勤務を希望している
勤務形態の希望を調査したところ、32%が「基本的に在宅勤務」26%が「週3日以上在宅勤務」と約60%の人が週3日以上の在宅勤務を希望していることがわかりました。
また、現在の勤務状況と希望する勤務形態を比較したところ現在の勤務状況以上の在宅勤務を希望する声が多い結果となりました。
比較的在宅日数を増やしたいという声が多い中、在宅勤務を減らしたいという声も10~20%程度はあるようです。出社することで得られるメリットが在宅勤務でも得られるようにすることが在宅勤務の推進には重要になってきます。
在宅勤務に対して従業員が感じるメリット1位は「通勤時間」
出社よりも在宅勤務の方がいいと思った理由について調査したところ、1位は「通勤時間がもったいない」2位は「プライベート時間がとりやすい」と生活の中で仕事以外の時間を有効に使いたいという意見が多く上がりました。
その他にも「ストレスがかからない」「在宅勤務の方が集中できる」など、継続勤務ができる環境や生産性向上についても一定の効果を感じていることがわかりました。
職場出社での勤務を望む人が感じるメリットは「業務環境」
反対に在宅勤務よりも出社勤務の方がいいと思った理由についても調査しました。最も多かった答えは「業務に必要な環境が整っている」でした。
他にも直接的なコミュニケーションがとりやすい、リアルタイムで相談や意見交換がしやすいという従業員同士のコミュニケーションに対してメリットを感じている人も多いようです。
在宅勤務では従業員同士の姿が目に見えない状態で、連携をしながら業務を行う必要があります。
トランスコスモスではコンタクトセンターで在宅化を推進していますが、コンタクトセンターを在宅化するにはマネジメントの困難さやコミュニケーションといった問題も存在します。
例えば、業務に必要な環境は同じものを用意するだけでなく、在宅環境に合わせて再設計を行ったり、直接的なコミュニケーションが取りづらいといった課題には、1on1や雑談会などコミュニケーションの機会を増やしたりすることで、課題を解消しています。
在宅勤務を成功させるにはこれまでの業務をそのまま移行するだけでなく、環境に合わせてオペレーションを変更していくやり方が重要になります。
在宅コンタクトセンター導入を検討の際は是非トランスコスモスにご相談ください。